UMA/EMA読本 の商品レビュー
冒頭 「EAMとは」絶滅したかもしれないけど生きてるぽい生き物であるといふ説明が二回ほど。 イラストで起こされた絵が全篇で、“ハーキンマー”についてコリソサウルスぽい威容が描かれる。 著者は以前、ハーキンマーについて「ジーグラー一家が「コリソサウルス」と言った」と書いてゐたが...
冒頭 「EAMとは」絶滅したかもしれないけど生きてるぽい生き物であるといふ説明が二回ほど。 イラストで起こされた絵が全篇で、“ハーキンマー”についてコリソサウルスぽい威容が描かれる。 著者は以前、ハーキンマーについて「ジーグラー一家が「コリソサウルス」と言った」と書いてゐたが、本書では「ジーグラー一家は「コリソサウルスですよ」とは言ってないから「トサカがない」という批判は不適当」と書き、かつ「ハーキンマーはトサカがないので雌かもしれない」とか、トサカのある生き物説とカモノハシ龍のトサカに関するうんちくを振り回す。 発行が二千五年で、『ジュラシック・パーク』に関する言及があり、著者は支那キチガイなのでズグロモリモズといふ毒鳥の発見に「中国の古典に出て来る鳥のモデルかと目をギョロつかせ」てゐるが、著者が以前見たといふ二本足で走るトカゲと、マウンテンブーマー(クビワトカゲとの関係は不明)に関する情報を語る際、爬虫類と恐竜の足の指の違ひを『ジュラシック・パーク』のコンピーで説明し、あの作品のの説明を「大旨正しい」と言ふ。 「最近は、やれコンピーは毛が生えていただの、毒を持っている可能性は低いだの、言われているが少なくとも足の指が違う点とそれを指摘して話が展開する点はどうのこうの」 とかは一切言はない。なんか虚しい。 「エリマキトカゲびっくり大百科」の著者が描いた作品で、バジリスクが出て来る件に関してげんなりすることがあらうとは思はなかった。
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