森からのてがみ の商品レビュー
小学生の頃に母から貰って人生で初めて読んだ小説。 前半の動物達のほのぼの感から後半のやや不気味感、一冊でいろんなベクトルが楽しめる! 動物達の挿絵が可愛い。
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1978年が元本。さすがに表現の古さは感じるが、内容は良い。今の子が自分で読むと飽きてしまうかもしれないが、短い話ばかりなので、寝る前に読んであげるとちょうど良い話。前半は動物たちの話でほのぼのとしていて、森のお店やさん(林原玉枝)のやや現実的人間関係入った内容という物が多いが、...
1978年が元本。さすがに表現の古さは感じるが、内容は良い。今の子が自分で読むと飽きてしまうかもしれないが、短い話ばかりなので、寝る前に読んであげるとちょうど良い話。前半は動物たちの話でほのぼのとしていて、森のお店やさん(林原玉枝)のやや現実的人間関係入った内容という物が多いが、後半は少し焼き直せば今の子にも受けそうな恐ろしい空気感の話に変わった。 舟崎克彦の本を集中して読むことにしたので、手に取る。でも、これ品切れなんだなー。中古なら購入できるだろうけど。
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子供のころに持っていた本。 小さな物語を集めたお話集なんだけど、前半と後半でまったく毛色が違う。 前半は森の動物たちを主人公にしたほのぼの童話。 後半は街の人間たちを主人公にした不思議で怖い話。 音楽会の話は音が面白いから、音読も楽しいかもしれない。ティントンタタン。 もっとい...
子供のころに持っていた本。 小さな物語を集めたお話集なんだけど、前半と後半でまったく毛色が違う。 前半は森の動物たちを主人公にしたほのぼの童話。 後半は街の人間たちを主人公にした不思議で怖い話。 音楽会の話は音が面白いから、音読も楽しいかもしれない。ティントンタタン。 もっといいものがあるかもしれないと欲張りすぎちゃうカラスの話、 年をとって弱っていく自分に対処するライオンの話、 よくわからないこわいものへの鼠身御供に推薦されて、もう世の中を諦めきってるけど約束はちゃんと守るネズミの話、 森の部分はややイソップ風味。 あとがきによると、本当は森の話だけでひとつの本にまとめるつもりだったけれど、大人の都合でこの組み合わせになったらしい。 でも怖い話にしか出てこられない後半の登場人物は、愉快な森の仲間と一緒の本にのれて喜んでいます、とか、子供はいろんな本に出会うといいよみたいなことが書いてあった。 この辺に、『子供の本は世界の架け橋』http://booklog.jp/users/melancholidea/archives/1/4772190376にあった、ケストナーの挨拶を思い出した。 古い本だから人間部分は古さが少々気になる。警句が古くなっているから。 動物部分はこちらも古いけれど良い古さ。 底本は1978出版らしいけれど、もっと古いような感じがする。 そういえば「はいけい」と「けいぐ」はこの本で知ったんだと思いだした。 「けいぐ」は差出人の名前だろうかと考えていたけれど。
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- ネタバレ
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むかし「ババロワさんこんばんは」という、同著者の絵本を図書館で読み、あまりのインパクトにこころの片隅に、ず~っとあったのですが、現在絶版。色々調べると、この本に収録されているというので買ってみたのですが、私が見たかった様々な動物(クチビル、チリトリなどなど)の挿絵はなくがっかり・・・。ストーリーはブラックで面白いのですが、それも半減。残念でした。ただ、昔の絵本を知らなければ、十分に楽しめる本です。
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