銀行総務特命 の商品レビュー
池井戸潤の銀行ハードボイルド。短篇集で読み易い。銀行の内部事情などを含みながら、どの短編も面白い。指宿さんシリーズとして出して欲しい!
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1編目を読んだとき、結論がないので、長編かと思ったが、短編集。 あれ、これで終わり?って所はあるけれども、読まなくても、それ以降のことは、何が起ったかわかる。悪者が悪者としてどんな裁きを受けたのか、、、、すっきりしない感はあるが、ここの話は面白いと思う。 ここの話は、銀行...
1編目を読んだとき、結論がないので、長編かと思ったが、短編集。 あれ、これで終わり?って所はあるけれども、読まなくても、それ以降のことは、何が起ったかわかる。悪者が悪者としてどんな裁きを受けたのか、、、、すっきりしない感はあるが、ここの話は面白いと思う。 ここの話は、銀行の融資のお話や、セキュリティの話だったり、ストーカーの話から違う真相にいったり、、、現役女子行員のAVの話にみるキャリアステップの壁の問題等。 さまざまなスパイスがあり、楽しかった。
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銀行って、というか、そんなに金が大事か・・・。 大事ですね。 そんな世界にどっぷり浸かっているのです。
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また新たな銀行業務の一面を見せてもらえた。 銀行総務特命というのは本当に存在するのか 知りたい。 個人的には池井戸潤の作品は長編の方が面白い。
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やるせないお話ばかりです 出世、地位、お金・・・これに固執する人々 特に銀行は商品がお金なだけに周りをよく見て行動しないと狭い世界に入り込み・・・そして犯罪に手を染める・・・ 政治家にも共通するところがあるのか・・・ こんなに嫌な業界ではないと思いますがこのお話の登場人物はうー・...
やるせないお話ばかりです 出世、地位、お金・・・これに固執する人々 特に銀行は商品がお金なだけに周りをよく見て行動しないと狭い世界に入り込み・・・そして犯罪に手を染める・・・ 政治家にも共通するところがあるのか・・・ こんなに嫌な業界ではないと思いますがこのお話の登場人物はうー・・やな奴多いですねー できるなら長編で読んでみたいお話が多くありましたねー http://momokeita.blog.fc2.com/blog-entry-126.htmlより
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不祥事を読んで、この本もスカッと来るかなと思ったけれど、どんよりした。銀行員でやってていやになること多いなあと思わされる本。銀行を辞めたくなるのも無理もないと思う。もうちょっといい話はないのと思う。
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銀行内での不祥事担当の特命を受けている指宿修平。 彼がこの物語りの主人公である。 「漏洩 」から始まり「ペイオフの罠」にいたるまでの8編において、それぞれの不祥事を見事なまでに解決へと導く・・・・ また、短編集でありながら、全体でのストーリーも考えさせられるような流れになっており...
銀行内での不祥事担当の特命を受けている指宿修平。 彼がこの物語りの主人公である。 「漏洩 」から始まり「ペイオフの罠」にいたるまでの8編において、それぞれの不祥事を見事なまでに解決へと導く・・・・ また、短編集でありながら、全体でのストーリーも考えさせられるような流れになっており、社会における銀行の存在をはっきと考えさせられた気分である。 非常に面白い作品であった。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
銀行内の不祥事を内部調査する特命係(この響き魅かれます)の指宿修平。 銀行を舞台とする小説には2つのキーワードがあると思う。 出世と行内派閥争い。 そんなどろどろした世界で起こる事件を調査し、原因を探り当てる過程を描いた作品。 結果まで書かない事が、この作品の特徴。 社会人3年目でまだ、社内の力関係とかは全くと言っていいほどわからないが (そもそも興味もないのだが・・・)OB会とかの存在があったりすることを 聞くと、おそらく今の会社にもドロドロした世界はあるのだろう。 おぉ、怖っ
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人間というものは、仕方ない生き物だなぁ。上昇志向も自己保身も自己愛も悪いことばかりではないけど、案配がねぇ…。ビジネスマンだけでなく、家庭にいる主婦同士にも似た軋轢はあるし、これがPTAになったらもっと顕著だし、とかく世間は生きにくい、こんな人たちに囲まれていたら…。やけに厭世気...
人間というものは、仕方ない生き物だなぁ。上昇志向も自己保身も自己愛も悪いことばかりではないけど、案配がねぇ…。ビジネスマンだけでなく、家庭にいる主婦同士にも似た軋轢はあるし、これがPTAになったらもっと顕著だし、とかく世間は生きにくい、こんな人たちに囲まれていたら…。やけに厭世気分(苦笑)
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池井戸潤 連読第二弾!会社経験なら、当方もかなりのものだが、実は総務部の実態はよくわからない。警察OBが雇われて総会対策をするとかいう話はどこの企業でもよく聞くが、これも一種の企業内 都市伝説か・・ 本書では巨大銀行内の不正・不祥事を担当する特命社員達が主人公。顧客不在の熾烈な暗...
池井戸潤 連読第二弾!会社経験なら、当方もかなりのものだが、実は総務部の実態はよくわからない。警察OBが雇われて総会対策をするとかいう話はどこの企業でもよく聞くが、これも一種の企業内 都市伝説か・・ 本書では巨大銀行内の不正・不祥事を担当する特命社員達が主人公。顧客不在の熾烈な暗躍・派閥争いが描かれている。全8編。このまま終わるには惜しい癖の強い人物が数名登場する。同じ人物設定での続編を希望。取り敢えず第四段まで一気読み。本当は『空飛ぶタイヤ』を読みたいのだが下巻しか入手できず、暫し積読模様。(ノ_・。)
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