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いつかパラソルの下で の商品レビュー

3.4

187件のお客様レビュー

  1. 5つ

    22

  2. 4つ

    54

  3. 3つ

    78

  4. 2つ

    15

  5. 1つ

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素敵な作品です

厳格すぎた父親。その人が死んだ時、家族には見せなかった意外な一面が浮き上がってくる。自分達の「血」のルーツをたどり、父を知ろうとしていく兄と私と妹。一度は壊れた家族を、再生させてゆく兄妹の物語だ。

abtm

2023/02/03

感想 他人との関係は死で完結する。悪い印象は薄れ良い思い出が浮かぶ。自分の評価が定まるのも死んだあと。制御できないから今を必死に生きる。

Posted byブクログ

2021/12/15

亡くなって許せるというか徐々に心を開けるようになった。 その感覚が私にもある。 たまにふと思い出しては当時を懐かしんで、 今ならもっと上手く付き合えたかな、なんて。 近々お墓参り行くかあ

Posted byブクログ

2021/03/03

森絵都さんセックス描写好きすぎないか? 児童文学の反動? 今思えば、あえて児童文学にセックス入れ込もうとしているような気さえしてきた。 みかづき、すごく好きなんだけど... ちょっと恐いなあこの人 特にハットする展開はなく最後はっぴぃでまとめて 後味は悪くなかったが

Posted byブクログ

2020/02/14

昔の人の小説を青空文庫で読んでると、日本文学の本流は、なんともないような日常を語ってみることではないか、なんて思ったりする。別にアマゾンのジャングルで食人族に襲われても良いけどね。 というわけで、なかなかにのんべんだらりとした日々が語られるけど、そこは現代小説だけに、地味にアクセ...

昔の人の小説を青空文庫で読んでると、日本文学の本流は、なんともないような日常を語ってみることではないか、なんて思ったりする。別にアマゾンのジャングルで食人族に襲われても良いけどね。 というわけで、なかなかにのんべんだらりとした日々が語られるけど、そこは現代小説だけに、地味にアクセントがついていて、飽きさせない。達郎もどうしようもないけどな、まぁ気持ちは分かる。 で、だらーんとやってたように見えるみんなも、まだ20代のうちにいつのまにか落ち着いてしまうというのがね、やっぱ大学なんて行かずに10代で外に出ないとダメだね、つまらんことばっか考えるようになるからね。でもつまらんこと考えてると本とか読むようになるからね、それも悪くないか。

Posted byブクログ

2020/01/22

厳格すぎて、子供たちには暴君のようだった亡き父親。 実は浮気していた事実が発覚し 3人の兄妹たちは驚愕する。 父の本当の姿を知りたいと、さまざまな人を訪ねるうちに・・・ 読み口は軽いかな。佐渡島行ってみたくなりました。

Posted byブクログ

2020/01/21
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ストーリーとしては先が気になりサクサクと読み進めることができました。 でも特に心に残るものはありませんでした。 父親が絶倫だったなんて知りたくも無いし、 みんなの生き方にも特に共感することが出来ませんでした。

Posted byブクログ

2018/09/17

内容(「BOOK」データベースより) 柏原野々は天然石を売る店で働く25歳の独身女性。厳格な父の教育に嫌気がさし、成人を機に家を飛び出していた。その父も亡くなり、四十九日の法要を迎えようとしていたころ、生前の父と関係があったという女性から連絡が入る。世間一般にはありふれたエピソー...

内容(「BOOK」データベースより) 柏原野々は天然石を売る店で働く25歳の独身女性。厳格な父の教育に嫌気がさし、成人を機に家を飛び出していた。その父も亡くなり、四十九日の法要を迎えようとしていたころ、生前の父と関係があったという女性から連絡が入る。世間一般にはありふれたエピソードかもしれないが、柏原家にとっては驚天動地の一大事。真偽を探るため、野々は父の足跡を辿るのだが…。森絵都が大人たちの世界を初めて描いた、心温まる長編小説。 父親とはいえ結局は男なので、何歳になってもオイタする人はするよね。でも誰でもするわけじゃないというのは男としての実感です。堅物でもするときはするし、スチャラカ父でもしない人はしない。 父親のルーツを求めて佐渡へ渡る三兄弟。殆どグルメ旅行ですが兄弟で旅行楽しそうですね。 結局大した話ではないですが、自分の血族になると途端に性的な話が生々しくて聞きたくなくなりますよね。それが父親だと猶更でしょう。 結局2代前になると相当の悪行でも無い限り自分と関係ないと思うので、スパッと切り捨ててしまってもいいと思うんですけどね。 ちなみに僕の父親も相当女癖悪かったので、血を引いたらどうしようと悩みましたが、ご面相が伴わなかった事も有り心配に及びませんでした。

Posted byブクログ

2017/11/19

最後まで読めたけどあまり印象に残らなかった。ただ佐渡島が出てきて、中学校の頃に泊りで家族旅行に行ったのを思い出した。 泊りで家族旅行はそれ依頼、行ってないなあ。 まだ両親健在だから。。。などの思いに浸ってしまった。

Posted byブクログ

2017/04/06

面白い話だったので一気に読破.父大海(ひろみ)の一周忌の打ち合わせで集まった野々,春日,花の兄弟が父のルーツを探索する物語だが,野々の生活をベースに展開する.父の旧友から"黒い血"の話を聞き,佐渡へ出かけることになる.そこで聞いた話は旧友とのそれとはかなり異な...

面白い話だったので一気に読破.父大海(ひろみ)の一周忌の打ち合わせで集まった野々,春日,花の兄弟が父のルーツを探索する物語だが,野々の生活をベースに展開する.父の旧友から"黒い血"の話を聞き,佐渡へ出かけることになる.そこで聞いた話は旧友とのそれとはかなり異なっており,こじんまりしたものだったが,兄弟たちはそれぞれが納得.最後にみんなが集まった場面が素晴らしい.家族の理想的な形の一つだなと感じた.

Posted byブクログ