ムラヴィンスキーと私 の商品レビュー
驚きだったのは2点。 1つ目はソ連一番のオケの団員を掌握した経緯。 もう一つはミスをした団員はシベリアに送られる (笑)などと噂されたあの強面な指揮ぶりとは裏腹に共産党とは、しばし対立をし、けっして国内で特権的な立場にいたわけではなかったこと。 <その他の書籍紹介> https...
驚きだったのは2点。 1つ目はソ連一番のオケの団員を掌握した経緯。 もう一つはミスをした団員はシベリアに送られる (笑)などと噂されたあの強面な指揮ぶりとは裏腹に共産党とは、しばし対立をし、けっして国内で特権的な立場にいたわけではなかったこと。 <その他の書籍紹介> https://jtaniguchi.com/tag/%e6%9b%b8%e7%b1%8d%e7%b4%b9%e4%bb%8b/
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これを読んでからショスタコーヴィチの7番を聴いていると、今こそ祖国のために団結して戦おう!というようなロシア人ではないのに、愛国心のようなものがメラメラと湧き上がってくるのを感じた。過酷な歴史、その時代に生きた人々の想いが刻まれた音楽なのだと分かった。 戦争が架橋の最中で、疎開...
これを読んでからショスタコーヴィチの7番を聴いていると、今こそ祖国のために団結して戦おう!というようなロシア人ではないのに、愛国心のようなものがメラメラと湧き上がってくるのを感じた。過酷な歴史、その時代に生きた人々の想いが刻まれた音楽なのだと分かった。 戦争が架橋の最中で、疎開先でも高いレベルを維持しての演奏会を続け、まさかこんな時に《音楽》をしているのか??!と敵国を驚かせたという記述も印象に残った。 芸術の根ざす場所が、どうしてもなくてはならない渇望されるもの、という風に感じた。 民衆の中、国家的組織の中、全部の中に芸術が誇りとして存在すること。
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