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新聞は読めても心が読めない男たち の商品レビュー

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2016/12/29

 著者サンドラ・オルドリッチ氏は、若くしてやもめになったが、それにめげず一男一女を育て 上げ、結婚カウンセラー、ライター、講演者、ラジオ番組のパーソナリティーとして、今も活躍 中だ。  タイトルだけ読むと「男ってだめね!」というニュアンスにとれないこともないが、著者の意 図はちが...

 著者サンドラ・オルドリッチ氏は、若くしてやもめになったが、それにめげず一男一女を育て 上げ、結婚カウンセラー、ライター、講演者、ラジオ番組のパーソナリティーとして、今も活躍 中だ。  タイトルだけ読むと「男ってだめね!」というニュアンスにとれないこともないが、著者の意 図はちがう。「男って、新聞はよく読むけれど、人の心を読むのは苦手なんです。無理は言わな いこと! 言いたいことは口に出して言ってもらわないと、分かってはもらえないの」というこ とだ。主に女性読者を意識して、男性心理を解説している。  訳語は軽妙、レイアウトはモダン、そして挿絵も豊富である。各章のタイトルも分かりやす く、興味をひく。  1 結婚届けを出してからが勝負!  2 こんなはずではなかった  3 セックス、してますか?  4 夫に脚本家はついていない  5 口に出して言わないとわからない  6 「大人だけど、子ども」の人もいる  7 相手とでなく、問題と戦う  8 残高がマイナスってどういうこと?  9 相手の家族とのつきあい方  10 結婚はサーカスみたいなもの  著者が出会った夫婦の実例がたくさん引用されており、読者は自分の生活に置き換えて考えや すい。読書しているというより、スピーチを聞いている気分だ。婚約中のカップルや新婚さんに ぴったり。  聖書の引用こそないけれど、「不倫は痛みを伴って終るだけ」とか「親子より夫婦関係を優先 する」など、クリスチャンとして立場は明らかだ。  男性である私が読んで、妙に納得したことがある。それは、「男には、一人で考える時間が必 要」というポイントだ。女性は問題が起こると、一刻も早く人に話して解決を捜そうとするが、 男は逆に、考えるために一人になる必要がある。人と話すのはそれからなのだ。  口を閉じて考え込んでしまう夫に、「何を怒っているの? どうしたの? 私が何かした?」 と矢継ぎ早に質問攻めにしてうるさがられた奥さんは多いだろう。むしろ、夫が話したいのかど うかを聞いて、答えがノーなら、しばらく一人にしておいたほうがよい。それが分かってから、 オルドリッチ家でも言い争いが減ったそうだ。

Posted byブクログ

2009/10/04

女性である著者(結婚カウンセラー、講演者、ライターとして活躍中)は、自分の経験をふまえ、主に女性読者を意識して、男性の心理をわかりやすく解説している。読みやすく、特に婚約中のカップルや結婚を考えている方には最適。

Posted byブクログ