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すぐそばの彼方 の商品レビュー

3.3

51件のお客様レビュー

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舞台は政界。主人公の…

舞台は政界。主人公の心の深部をえぐりながら描かれるストーリー。「一瞬の光」「不自由な心」と並ぶ力作。ほんとうに読み応えあります。

文庫OFF

文章は難解なところも…

文章は難解なところもありますが、人と違うことを言おう、書こうとしているところに共感です。

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白石さんはタイトルを…

白石さんはタイトルをつけるのが上手いなぁ・・・っていつも思います「一瞬の光」「不自由な心」そして「すぐそばの彼方」言葉が詩的で独特の感性をもつステキな作家さんです

文庫OFF

政治家の人たちの苦労…

政治家の人たちの苦労などがみに知る気がしました。

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力強い作品

政治小説でもあり、人間の再生物語でもあり。陰謀の渦巻く政治の世界を舞台に、一人の男が何を選び、どう生きたかを力強く描いた長編力作。葛藤する繊細な心が、見事に表現されています。

すずき

2021/09/17
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「本当の愛」は、家柄やお金が絡んでいる結婚ではなくて、不倫の恋の方にあった…というような展開にちょっと納得いかないんだけど、なんかそんな話です。 大物政治家の息子である主人公は、不倫やらお金の問題やらで窮地に陥り、心を病んだ状態にある。 本来アタマが良くてちゃんとしているはずの彼が、精神的にちょっとおかしくて約束を忘れたり、お金のやりくりが全然できてなかったりする様子は読んでいてハラハラして、“よくわからないけどなんか病んでる”っていう感じが実にうまくに描いてある。その彼がだんだん回復していって、真実を見つける話… (つまり本当に自分のことを愛してくれて、本当に自分が愛すべき人はすぐそばにいたのに、それを自分が気付かないためにすぐそばでありながら彼方にあった、やっと真実に気付いた)とも読めるけどーーーーーー。 ちょっと政治的な駆け引きの話の分量が多くて、読むのに疲れました。国を動かす大きな仕事をしていながら、結局人間は(どんな政界の大物でも)、すぐそばにありながら手に入れられない愛や、それにまつわる扱いづらい自分の感情など、なんだか小さなことに悩まされるもので、そのギャップを感じさせるためにスケールの大きな政治の話を無意味なまでに長々と書いているのかなぁと思いました。 もしそうだとしたら私には有効でした。

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2021/01/26

政治の勢力争いがややこし過ぎて途中で考えるのをやめてしまいました わざと読者にわかりにくくしているんじゃないかと思えるほど 最後の方にどんどん面白くなってきたけど、読むの結構しんどかった 政治と金の話は興味深かったな 殺戮による政権奪取の時代は実はそんなに昔のことではなく、命の...

政治の勢力争いがややこし過ぎて途中で考えるのをやめてしまいました わざと読者にわかりにくくしているんじゃないかと思えるほど 最後の方にどんどん面白くなってきたけど、読むの結構しんどかった 政治と金の話は興味深かったな 殺戮による政権奪取の時代は実はそんなに昔のことではなく、命の次に大事な金をかけた政治ゲームが行われる クリーンな政治を求められる政治家は、果たして何を使って戦えばいいのか

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2020/07/22

デビュー作で代表作の「一瞬の光」より良かった。「一瞬の光」では社内抗争の話が面白く、恋愛の方はなんというか、例えば大学生が「愛とは何か」を友達とだべってるのを聞くようで全く面白くなかった。本書では政治抗争についての部分が「一瞬の光」に於ける社内抗争の部分よりも分量が多く、愛の方の...

デビュー作で代表作の「一瞬の光」より良かった。「一瞬の光」では社内抗争の話が面白く、恋愛の方はなんというか、例えば大学生が「愛とは何か」を友達とだべってるのを聞くようで全く面白くなかった。本書では政治抗争についての部分が「一瞬の光」に於ける社内抗争の部分よりも分量が多く、愛の方の分量が比較的少なく、却ってそちらにも感情移入出来た。

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2019/04/16

政治ものだけど、白石さんの「運命の人は、時すでに遅しくらいにわかる」的な恋愛物語。わかっていたけど、最後は戻るんだなぁ。主人公は責任感が強くみえるか、所々急に弱く逃げてしまう。でも戻るんだなぁ。 政治の人間関係が少し複雑で読み難く、ストーリーが見えていたので評価3ですが、白石作品...

政治ものだけど、白石さんの「運命の人は、時すでに遅しくらいにわかる」的な恋愛物語。わかっていたけど、最後は戻るんだなぁ。主人公は責任感が強くみえるか、所々急に弱く逃げてしまう。でも戻るんだなぁ。 政治の人間関係が少し複雑で読み難く、ストーリーが見えていたので評価3ですが、白石作品はやはり良いかな。

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2018/07/28

【あらすじ】 次期首相の本命と目される大物代議士を父にもつ柴田龍彦。彼は、四年前に起こした不祥事の結果、精神に失調をきたし、父の秘書を務めながらも、日々の生活費にさえ事欠く不遇な状況にあった。父の総裁選出馬を契機に、政界の深部に呑み込まれていく彼は、徐々に自分を取り戻し始めるが、...

【あらすじ】 次期首相の本命と目される大物代議士を父にもつ柴田龍彦。彼は、四年前に起こした不祥事の結果、精神に失調をきたし、父の秘書を務めながらも、日々の生活費にさえ事欠く不遇な状況にあった。父の総裁選出馬を契機に、政界の深部に呑み込まれていく彼は、徐々に自分を取り戻し始めるが、再生の過程で人生最大の選択を迫られる…。一度きりの人生で彼が本当に求めていたものとは果して何だったのか。『一瞬の光』『不自由な心』に続く、気鋭の傑作長編。 【感想】

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