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日本の歴史 改版(9) の商品レビュー

3.9

12件のお客様レビュー

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『~ FREEDOM ~』

わたくしは、尊氏を選ぶ。 尊氏を選ぶ、自由のために。

クラシカルなMK

天皇は唯一のものであ…

天皇は唯一のものである。これは大間違い,時代と政治の中で,2人の天皇が敵味方に分かれ,争う時代もあったのです。

文庫OFF

2024/10/25

図書館で借りた。 日本の歴史シリーズ9巻目は、南北朝時代。足利尊氏を主な柱として、複雑な政治争いが繰り広げられる時代だ。本書は3代義満が亡くなって室町幕府として統一されるまでを範囲としている。 京都の話ばかりかなと思っていたが、意外と奥州や九州の話も出てきて、やはり日本全体を巻き...

図書館で借りた。 日本の歴史シリーズ9巻目は、南北朝時代。足利尊氏を主な柱として、複雑な政治争いが繰り広げられる時代だ。本書は3代義満が亡くなって室町幕府として統一されるまでを範囲としている。 京都の話ばかりかなと思っていたが、意外と奥州や九州の話も出てきて、やはり日本全体を巻き込んだ話だったのだなぁと思った。 このあたりは、まだまだ理解が足りないなぁー。

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2023/05/07

他の巻と同様、膨大な資料や研究の成果を背景に南北朝時代を解説した書。 室町幕府が開かれても鎌倉幕府の焼き直しに見えてしまう点は、そもそも直義が鎌倉を模範としていたからであった。 義満の有力大名潰しによる勢力均衡や自身の権威付けがうまく進むところは読んでいて爽快だが、このような体制...

他の巻と同様、膨大な資料や研究の成果を背景に南北朝時代を解説した書。 室町幕府が開かれても鎌倉幕府の焼き直しに見えてしまう点は、そもそも直義が鎌倉を模範としていたからであった。 義満の有力大名潰しによる勢力均衡や自身の権威付けがうまく進むところは読んでいて爽快だが、このような体制がうまく続くとは思えなかった。本書のまとめ部分にある、支配する側は被支配層の支持があって権力を保持できたという仕組みができ武士の間にも徳治が成立したとのこと、今後の支配関係の展開が楽しみになった。

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2023/05/02

建武の新政により鎌倉幕府の支配制度は瓦解するが、後醍醐天皇による政治も混乱を極める。動乱を制したのは足利尊氏だが、完全な権力掌握とはならず、北朝、南朝、足利尊氏が率いる幕府、の3すくみの状況になり、群臣は都度自分たちの都合で各勢力に加勢する。 この状況が安定するのは3代将軍足利義...

建武の新政により鎌倉幕府の支配制度は瓦解するが、後醍醐天皇による政治も混乱を極める。動乱を制したのは足利尊氏だが、完全な権力掌握とはならず、北朝、南朝、足利尊氏が率いる幕府、の3すくみの状況になり、群臣は都度自分たちの都合で各勢力に加勢する。 この状況が安定するのは3代将軍足利義満を待たなければならない。 農村や地方の武士が力をつけていき、中央に対抗できる力を持つに至ったため、絶対的な強者が出ず、ゆえに政治的な混乱が収まらないように見受けられる時代。

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2023/02/13

http://www.asahi.com/special/plus/TKY200911180358.html https://yasu-san.hatenadiary.org/entry/20091119/1258758525

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2022/05/16

内容もわかりやすく面白く、スムーズに読み進めてきた日本の歴史シリーズもここにきて初めて壁にぶち当たりました。戦に次ぐ戦、しかも度重なる寝返りで誰が北朝方で誰が南朝方なのかわからずに読む手が止まることも。 太平記や別の資料の助けを借りつつやっとの思いで読み終えました。

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2022/03/12

一連の戦乱を南北朝の争いという。そして、南北朝の争乱が終わった後も、各地で小豪族同士の抗争が続いた。このような騒乱状態は続くことになる。

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2022/02/07

南北朝時代は60年弱と短いため、中学や高校の授業では少しだけ触れる程度である。 ところが本書を読むと、後醍醐天皇や足利尊氏はもちろんのこと、数多くの有力人物が登場し、それら人物間の覇権争いも絡んで、実に複雑な時期になっていることが分かる。紛れもなく、日本史上の転換点の1つである...

南北朝時代は60年弱と短いため、中学や高校の授業では少しだけ触れる程度である。 ところが本書を読むと、後醍醐天皇や足利尊氏はもちろんのこと、数多くの有力人物が登場し、それら人物間の覇権争いも絡んで、実に複雑な時期になっていることが分かる。紛れもなく、日本史上の転換点の1つである。このことが理解できるように書かれている著者の力量に驚くばかりである。 また、本書のような歴史書を読むと、並行して読んでいる塩野七生氏の『ローマ人の物語』はやはり歴史小説であることがよく理解できる。 足利義満という人物がとんでもない怪物であったということも本書から伺える。

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2021/09/07

公武水火の世、建武の新政、新政の挫折、足利尊氏、南北両朝の分裂と相剋、動乱期の社会、直義と師直、天下三分の形勢、京都争奪戦、南朝と九州、苦闘する幕府政治、守護の領国、名主と庄民、室町殿、王朝の没落、日本国王 光厳天皇(1313~64)の肖像画がやけにリアルでずっと見入ってしまっ...

公武水火の世、建武の新政、新政の挫折、足利尊氏、南北両朝の分裂と相剋、動乱期の社会、直義と師直、天下三分の形勢、京都争奪戦、南朝と九州、苦闘する幕府政治、守護の領国、名主と庄民、室町殿、王朝の没落、日本国王 光厳天皇(1313~64)の肖像画がやけにリアルでずっと見入ってしまった。

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