1,800円以上の注文で送料無料

悪魔のマーケティング の商品レビュー

3.8

12件のお客様レビュー

  1. 5つ

    4

  2. 4つ

    1

  3. 3つ

    4

  4. 2つ

    1

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2015/09/06

タバコ依存症の人必読。タバコ会社をヤクザとすれば堂々と合法的にシャブを打たれてるのと同じですよ。大麻より習慣性が強く病気を引き起こす。しかも側にいる大切な人も犠牲に。もうやめません? タバコを止めた私が書いたよ♪こちら↓ 「悪魔のマーケティング〜売れれば何でもいいのさ」 http...

タバコ依存症の人必読。タバコ会社をヤクザとすれば堂々と合法的にシャブを打たれてるのと同じですよ。大麻より習慣性が強く病気を引き起こす。しかも側にいる大切な人も犠牲に。もうやめません? タバコを止めた私が書いたよ♪こちら↓ 「悪魔のマーケティング〜売れれば何でもいいのさ」 http://zazamusi.blog103.fc2.com/blog-entry-839.html

Posted byブクログ

2013/06/16
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

チェック項目10箇所。通常、人間が煙を吸って気持ちよくなることはありません、焚き火やどんど焼きの煙でむせた経験はだれにでもあるはずです、ところが、ことタバコ(それから大麻も)の煙となると、好んで吸うひとがたくさんいます、なぜでしょうか、それはタバコや大麻の煙のなかには人間に快感をもたらす薬物が含まれているからです。喫煙者は「好きでタバコを吸っている」つもりが、いつのまにか「タバコなしでは生きていけない」状態に陥ります、これはタバコを製造販売するタバコ産業にとって実に都合がよい、なぜならば、タバコに強い依存性があるせいで、喫煙者は毎日タバコを買って吸い続けずにはいられません、結果、タバコ産業には苦もなく莫大な利益がもたらされます。喫煙者はいつのまにかニコチンの依存性に支配され、発癌物質であるタールの吸入を余儀なくされます、「喫煙の自由」「喫煙の権利」という言葉がありますが、タバコの依存性を考えるとこの表現は正確ではありません、喫煙者の大半は本人の意志ではなくニコチンの依存性のせいで、タバコを「吸わされている」のですから。欧米のタバコ産業は、これまで驚くほど計画的に、しかも組織ぐるみで”ウソ”をついてきました、それが明らかになったのは、訴訟や内部告発によって、1950年代以降から現在に至る数千ものタバコ産業の内部文書が公になったからです。「人がタバコを吸う目的は、ニコチンによる薬理学的作用を得るためである。以前、R&Dの担当者が説明したとおり、われわれの仕事はタバコを売ることではなく、タバコの煙を売ることなのだ。タバコは煙を発生し、その煙はニコチンを人体に供給する道具となる。そしてニコチンが人間に快感をもたらしてくれるのだ」(フィリップモリス 1969年)。「なぜ、ひとびとはタバコを吸うのか? リラックスしたいのか、タバコの味を楽しみたいのか。あるいは暇つぶしや手持ちぶさたを解消するためか……喫煙者がタバコをやめられない何よりも大きな理由は、タバコをやめると不快感に襲われるからである」(フィリップモリス 1984年)。実際には、大人向けの宣伝活動が確実に子供やティーンエイジャーの心を捉えているのです、なぜなら、大人向けの広告を見て子供たちは、「タバコを吸うこと=大人になること」と考えるようになるからです、そして喫煙したいと熱望し、喫煙の誘惑にかられてしまうのです。「若者が喫煙に求めるのは、『味』や『満足感』よりもむしろ、(タバコを吸っていることで)一人前の大人として周囲に認められることである。そんな若者たちが、喫煙でニコチン依存症に陥るまで、『タバコの味』というのはたいした問題ではないのだ」(インペリアルタバコ 1977年)。1977年10月18日付けの「プロジェクト16」報告書には、「10代の若者がタバコを吸い始めるきっかけの最も大きな要因は、『仲間意識』だ。11歳から13歳ごろにかけて、すでにタバコを吸っている子供がまだ吸っていない子供に対し、タバコを吸えとプレッシャーをかけてけしかけるケースが多い」と述べられています。経済成長とともに喫煙人口は増加します、タバコ産業はここに目をつけます、かつて日本で起こった現象、つまり喫煙の広がりが経済発展の象徴であるかのような共同幻想が多くの国で生まれているのです、その膨大な健康被害に対して、どのような形で集団訴訟が行なわれるかもわかりません。

Posted byブクログ

2012/11/13

「タバコ」「ニコチン」がゲシュタルト崩壊を起こすほど出てくるが、非喫煙者なら自明のことがきちんと提示されるので首肯しやすい。 タバコは麻薬であり、喫煙者は中毒・依存者であること。本人はわからない様だから周りがそういう扱いにしてあげよう。 巨大組織が自己保存のために反社会的な行為を...

「タバコ」「ニコチン」がゲシュタルト崩壊を起こすほど出てくるが、非喫煙者なら自明のことがきちんと提示されるので首肯しやすい。 タバコは麻薬であり、喫煙者は中毒・依存者であること。本人はわからない様だから周りがそういう扱いにしてあげよう。 巨大組織が自己保存のために反社会的な行為を行う、というのは、もう、資本主義社会の公理なんだろうなぁ。

Posted byブクログ

2012/07/17

たばこ産業が長年にわたってつき続けてきた嘘を、 対外的な情報と対内的な情報のふたつの側面から、 事実を丹念に積み重ねることで、断罪している。 出版年が古いので、たばこが衰退の一途を辿る現代と照らして読むと、 多少の違和感と既視感を感じるが、それでも丁寧に書かれている。 そして...

たばこ産業が長年にわたってつき続けてきた嘘を、 対外的な情報と対内的な情報のふたつの側面から、 事実を丹念に積み重ねることで、断罪している。 出版年が古いので、たばこが衰退の一途を辿る現代と照らして読むと、 多少の違和感と既視感を感じるが、それでも丁寧に書かれている。 そして、少なくともマーケティングを生業とする私自身にとって、 必ずしも一笑に付すことのできない作品でもある。 たばこに限らず、日本におけるマーケティングの現状は、 形式や効用、程度の差はあれど、大なり小なり、 顧客を商品に中毒化させようという営みであることは事実なのだから。 殊、良い意味でも悪い意味でも、「自己責任」という大義名分を手に入れた産業界は、 法律の網の目をかいくぐって、あらんかぎりの「優良誤認」を引き起こすことを、 作為的に仕掛けている。 繰り返して書くが、マーケティングの世界に身を置くものとして、 一笑に付すことのできない内容である。

Posted byブクログ

2011/10/27
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

タバコ産業がタバコの有害性を認識しつつ如何にマーケティング、販売網の拡大を広げてきたかという内容。 各章「概要」「引用」「解説」の構成で、引用部分がタバコ産業の関係者、従業員(含役員)、科学者、弁護士が語った内容の訳。 引用されている言葉には引用文献へのリファレンスと年数が記述されている。故に引用されている文・言葉は真実であろう。 但し、引用は断片的であり、機械翻訳ではないと思うが、訳が分かりにくい。時々つながりが分からない部分もある。 タバコ産業のマーケティング手法に問題があるという事に対して同意出来る部分も多いのだが、いかんせん全体的に読者に対してタバコ産業がとにかく悪であることを印象付けようと思っているのでは?と感じられる文体となっているのが気になる。 例えば1章には1995年のイギリスにおいてタバコが原因による死者が12万人、それ以外の死因(交通事故・殺人・自殺など)による死亡者数は約2万人弱となっているが、この部分を読むと癌、心臓血管系疾患、呼吸器疾患の原因は全てタバコのように受け止められる。タバコが原因でそれらの病気になることはあるだろうが、それらの病気になる原因全てがタバコとは考え難い。 他にも気になる点はあるが、どうにも読んだ後の後味がすっきりしない本。

Posted byブクログ

2011/08/03

主流煙にも副流煙にも、そして、衣類などに染みついた臭いにも有毒物質が含まれるタバコ。その有害性と依存性の高さは1960年代からわかっていました。なぜ麻薬ともいえるタバコが相も変わらず野放しなのでしょう。この本を読むと、タバコ業界がいかにしてその有害性を隠蔽して新たな「顧客」を生み...

主流煙にも副流煙にも、そして、衣類などに染みついた臭いにも有毒物質が含まれるタバコ。その有害性と依存性の高さは1960年代からわかっていました。なぜ麻薬ともいえるタバコが相も変わらず野放しなのでしょう。この本を読むと、タバコ業界がいかにしてその有害性を隠蔽して新たな「顧客」を生み出す戦略をとっているか裏がわかります。日本は欧米やアジアと比べて規制が甘いまま、街中に自販機があふれ、マスコミはCMを、出版社は広告を載せ放題です。タバコ業界の洗脳に操られたまま、世界から取り残された汚染国でいいと思いますか?

Posted byブクログ

2010/08/28

いかにしてタバコの危険性を世間の目から隠し、売り込んでいたのか。欧米タバコ産業の内部文書が明らかにしたタバコ・ビジネスの全貌。世界保健機関WHOも公式に取り上げた、驚愕のドキュメントの邦訳が遂に登場。

Posted byブクログ

2010/04/15

ずいぶん前に読んだんだけどずっと頭に残っててもっかい読みたかった本。たばこ産業や政府らがターゲット(消費者)をどのように依存させていかに搾取してきたかについて書かれてあったと思う。 どこの業界もそうかもしれないが、人の幸せの為ではなく自分たちが儲けられるならどんな惨い手も使うの...

ずいぶん前に読んだんだけどずっと頭に残っててもっかい読みたかった本。たばこ産業や政府らがターゲット(消費者)をどのように依存させていかに搾取してきたかについて書かれてあったと思う。 どこの業界もそうかもしれないが、人の幸せの為ではなく自分たちが儲けられるならどんな惨い手も使うのだ。 リテラシーが育っていない子どもを薬物依存にさせる事さえなんとも思っていないのか。良心は痛まないのか?銭を稼ぐのにそんな手しか思いつかないのか?そんなビジネスはいらん。

Posted byブクログ

2009/10/07

「タバコなんざ、ガキや貧乏人に黒人、あとはバカに吸わせておけ」 タバコ産業が語った、悪魔の真実がここにある。 麻薬と同様の薬物依存症 スモーカーを中毒状態として保つためには、0.4mgから1.2mgのニコチンが必要 依存(addiction)=隷属 未成年の内から自社...

「タバコなんざ、ガキや貧乏人に黒人、あとはバカに吸わせておけ」 タバコ産業が語った、悪魔の真実がここにある。 麻薬と同様の薬物依存症 スモーカーを中毒状態として保つためには、0.4mgから1.2mgのニコチンが必要 依存(addiction)=隷属 未成年の内から自社ブランドを選ばせる事ができれば、生涯忠実な顧客になる可能性が高い 女性開拓の為に開発された、低タールのタバコは発ガン確率が下がる事を意味しない 参考文献:タバコウォーズ 映画:インサイダー

Posted byブクログ

2009/10/04

たばこ会社は、たばこが有害だったことを昔から知ってたし、女性や子供をターゲットにしたマーケティング戦略をしていたんだ、という本。反煙草系の団体のパンフレットのような内容が延々と続くんだが、喫煙者がたばこ産業からもバカにされていたという指摘はなかなか面白かった。僕はタバコを吸わない...

たばこ会社は、たばこが有害だったことを昔から知ってたし、女性や子供をターゲットにしたマーケティング戦略をしていたんだ、という本。反煙草系の団体のパンフレットのような内容が延々と続くんだが、喫煙者がたばこ産業からもバカにされていたという指摘はなかなか面白かった。僕はタバコを吸わないので、「まぁ、そうだろうね」くらいの感想だけど、愛煙家の方にとっては結構ムカつく話かも。ムカつきついでに禁煙なんて如何ですかね?喫煙者こそ目を通しておきたい本ではある。タバコ産業のしたたかさがビジネスという視点から見ると良くも悪くもお手本になるんじゃないかな、、、なーんて思ってしまったんですが、僕は魂を悪魔に売り渡してしまうことになるんですかね。

Posted byブクログ