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死んでも治らない の商品レビュー

3.5

32件のお客様レビュー

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    2

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6つに分割された「大…

6つに分割された「大道寺圭最後の事件」が各話の間に挿入され、そうすることで全ての話になんらかのつながりを持たせることにになっていて、面白い。ノベルス版には無いらしいので、文庫版のほうがお得な気がする。こういった短編集を全て読むと大きな話が見えてくるような作品が、この作者は上手だ。

文庫OFF

最後に話はつながるの…

最後に話はつながるのだが、「今」と「昔」の話が交互に書かれているので、一度に読むと少々混乱した。通勤・通学電車で読むと時間的にちょうどいいのだけれど、行きに読むにも帰りに読むにも少し重たいかもしれない。同一人物なのかは不明だが、「僕の~」にも出た彦坂夏見が登場します。

文庫OFF

タイトルからするとコ…

タイトルからするとコミカルな作品集のように見えますが、実はダークです。後味が悪かったです。

文庫OFF

読み始めはまだ、良い…

読み始めはまだ、良いんですよ。まだね。後半から徐々に話が重くなっていって、最後にドンってつき落とされちゃったって感じでした。軽く読めるコージーものとは全然違います。読んでみる方、ご覚悟を!

文庫OFF

2024/07/22

やっぱり若竹七海さんだなぁ、という感覚に安心感を感じる。 シュールで毒舌的で。ここのストーリーは、これに繋がっていたんだ、という小さな発見の積み重ねが楽しい読書だった。

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2023/11/17

刑事を退職し作家へと転身した大道寺圭。刑事時代に出会った犯罪者たちの事件、作家になってから巻き込まれた事件をはさみながら展開していく。そして最後の事件に繋がっていく面白い作品。ユーモアありブラックあり満足な読書だった。

Posted byブクログ

2022/11/25
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※このレビューにはネタバレを含みます

大道寺圭は警察官を退職した後、警察官時代に遭遇したちょっとマヌケな犯罪者たちのエピソードをまとめたノンフィクション本『死んでも治らない』を執筆する。 大道寺圭が警察官を辞めるきっかけとなった最後の事件と、作家となった現代を交互に織り交ぜながら、奇妙な事件に次々に巻き込まれていく大道寺圭。 2つの時代をまたいで登場する個性豊かな犯罪者たちに翻弄されつつ辿り着いた事件の真相は、ちょっと意外でなんだかモヤモヤ。 『殺しても死なない』がヒネリが効いていて面白かった。 若竹さんはやっぱり葉村晶シリーズがいい。もうそろそろ葉村晶シリーズの新作出ないかな。

Posted byブクログ

2022/11/06
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

好きな作者だったので。 元警官で犯罪をテーマにした実話の本を書いた主人公。 その「現在」と、 警察を辞めるきっかけとなった最後の事件という「過去」を 行ったり来たりするお話。 新婚で妊娠中の妻を強盗犯にひき逃げされ殺された、 ということがわかってからは、 主人公がその過去の事件の犯人なのではないかと、 ハラハラしながら読んでいた。 そういう意味では、 作品の順番は違った方が良かったのでは。 一つ一つの話は面白かったが。 ミステリ作家の角田港大先生とか、 葉﨑の名家前田家とか、 最後には葉﨑市を訪れたりと、 いわゆる「葉﨑市シリーズ」がちらちら出てきて 楽しかった。

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2021/02/02

’21年2月2日、読了。 いやぁ、面白かった!各短編が、最後に繋がる、その爽快感! ただ、「コージー・ハードボイルド」というのは、ちょっと違和感がありました。主人公が、割とダークかな、と…「死んでも治らない」の結末や、「猿には向かない職業」のラストとか。意外と容赦ない、かな…な...

’21年2月2日、読了。 いやぁ、面白かった!各短編が、最後に繋がる、その爽快感! ただ、「コージー・ハードボイルド」というのは、ちょっと違和感がありました。主人公が、割とダークかな、と…「死んでも治らない」の結末や、「猿には向かない職業」のラストとか。意外と容赦ない、かな…なんて感じました。最後に繋がると、納得しましたけど。 「泥棒の逆恨み」は、若竹さんっぽい、良い短編と感じました。職業当ての推理の箇所、いかにもこの作者! 「葉村晶シリーズ」以外は、これが5作目、だっけ?全部、ハズレなく面白かった!もっと、いってみようかな…と、思ってます。

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2020/10/26

元刑事の大道寺圭は幼馴染の編集者に強引に勧められて、刑事の時に遭遇したおまぬけな犯罪者たちの本を出版する。ところが、本に取り上げた犯罪者たちが、出版をきっかけに様々なトラブルを持ち込んでくる。命の危機さえ訪れるが、なんとか頭を働かせて解決する。出てくる登場人物たちがなにか間が抜け...

元刑事の大道寺圭は幼馴染の編集者に強引に勧められて、刑事の時に遭遇したおまぬけな犯罪者たちの本を出版する。ところが、本に取り上げた犯罪者たちが、出版をきっかけに様々なトラブルを持ち込んでくる。命の危機さえ訪れるが、なんとか頭を働かせて解決する。出てくる登場人物たちがなにか間が抜けていて笑えるのだが、どうも自分勝手な奴らばかりでやれやれという感じである。それぞれの短編の終わり方も笑えないというか、結構ダークだ。間に挟まれた刑事時代の事件が最後に他の短編とつながってくる。若竹さんの小説って、こんな感じで人間の嫌なところばかりを描いていて、ちょっとやるせない気分になる。

Posted byブクログ