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侍はこわい の商品レビュー

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23件のお客様レビュー

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短編集

権平五千石・豪傑と小壺・狐斬り・忍者四貫目の死・みょうが斎の武術・庄兵衛稲荷・侍はこわい・ただいま十六歳 昭和34年3月~39年11月に雑誌に発表され、本になっていなかった初期の短編をまとめたもの。 他で読める初期の忍者ものとは随分違う感じ。むしろ中・後期の作品と違和感な...

権平五千石・豪傑と小壺・狐斬り・忍者四貫目の死・みょうが斎の武術・庄兵衛稲荷・侍はこわい・ただいま十六歳 昭和34年3月~39年11月に雑誌に発表され、本になっていなかった初期の短編をまとめたもの。 他で読める初期の忍者ものとは随分違う感じ。むしろ中・後期の作品と違和感なし。 個人的には、権平五千石、豪傑と小壺、大阪弁の楽しいみょうが斎の武術が好み。

長束

武士の嫁いだ町人の娘…

武士の嫁いだ町人の娘の視点で描く表題作、その他、特異な剣客の話、天誅組事件の余話などの、歴史短編集。短編というカテゴリーも割と幅がありますが、そのなかでも短い部類に入る話ばかりで構成されています。

文庫OFF

年以上前に書かれた小…

年以上前に書かれた小説ですがまったく色褪せていません!流石です。表題作を含め、戦国時代から幕末あたりまでの様々なテイストの8つの短編が収録されています。登場人物はどれも個性的だし、その生き方にも惹きつけられました。歴史好きの人はかなり楽しめるでしょう。歴史上に残る特殊な人物ではな...

年以上前に書かれた小説ですがまったく色褪せていません!流石です。表題作を含め、戦国時代から幕末あたりまでの様々なテイストの8つの短編が収録されています。登場人物はどれも個性的だし、その生き方にも惹きつけられました。歴史好きの人はかなり楽しめるでしょう。歴史上に残る特殊な人物ではなく、主に位の低い武士と庶民の生活を描いた話なので親しみやすかったし、その時代の真の姿が分かる気がしま40す。個人的には織田の忍者vs武田の忍者の手に汗握る展開の「忍者四貫目の死」と、まだ少年の頃の近藤勇の姿を描いた「ただいま十六歳

文庫OFF

2021/08/24

一風変わった侍たちの短編集で、他の短編とかぶった事件も出てきておもしろかった。(HPの日記より) ※2006年購入  2006.10.26読書開始  2006.11.1読了  売却済み

Posted byブクログ

2021/08/20

司馬遼太郎さんの本は読んだことがない。 竜馬がゆく、国盗り物語、燃えよ剣あたりから読んでみようと思っていたがこちらを発見。 レジェンドな作者の小説は漢文や急にはさまれるカタカナなど知識のない自分にはよくわからず困惑する事も多いので、こちらの短編集で合う合わないを判断しようと思い読...

司馬遼太郎さんの本は読んだことがない。 竜馬がゆく、国盗り物語、燃えよ剣あたりから読んでみようと思っていたがこちらを発見。 レジェンドな作者の小説は漢文や急にはさまれるカタカナなど知識のない自分にはよくわからず困惑する事も多いので、こちらの短編集で合う合わないを判断しようと思い読んでみましたが難しくもなく鼻につく様な感じもなくそれぞれの話も面白かった。 戦国武将の生き方や茶の湯の名品、武芸者、武士、隊士など誰でも気に入る作品が見つかる様な短編集。 あまり読書経験もないが巨匠の作品を楽しめて嬉しかった。 これから少しずつ読んでいこうと思う。 2021/7

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2019/11/08

戦国時代から幕末にかけての〝侍〟を、八篇の短編で綴られた【司馬遼太郎】初期の作品。歴史に名を残した人物の幼少時代や世に出るまでを綴ってあり “そうだったのか”と思う意外性と、表舞台には顔を見せない人物や女性たちを浮き彫りにして楽しませてくれます。いずれにしても〝侍はつらい〟存在で...

戦国時代から幕末にかけての〝侍〟を、八篇の短編で綴られた【司馬遼太郎】初期の作品。歴史に名を残した人物の幼少時代や世に出るまでを綴ってあり “そうだったのか”と思う意外性と、表舞台には顔を見せない人物や女性たちを浮き彫りにして楽しませてくれます。いずれにしても〝侍はつらい〟存在であったと、つくづく思い知らされました。

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2017/10/30

「初めて本になる傑作短編集」まったく期待していませんでした。 著者の死後しばらくして、こんなキャッチフレーズで売り出される本は期待できません。短編集に収めるのがためらわれ、未収録だった作品の集まりのことが多いですから。 そんな中で、この作品集はまともといえます。1959年から...

「初めて本になる傑作短編集」まったく期待していませんでした。 著者の死後しばらくして、こんなキャッチフレーズで売り出される本は期待できません。短編集に収めるのがためらわれ、未収録だった作品の集まりのことが多いですから。 そんな中で、この作品集はまともといえます。1959年から65年までの作品ですから『梟の城』前後、『最後の伊賀者』や『果心居士の幻術』など忍者ものを多く書いていた頃の初期作品です。 もちろん、それゆえの生硬さは感じられます。中には首をかしげる作品も無いわけでは有りませんが、先にあげた作品と比べて大きな遜色があるようには思えませんでした。最後の「ただいま16歳」など、新しい視点をベースにしたなかなかの作品ではないでしょうか。

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2016/03/28

 司馬遼太郎の長編小説は、物語の途中に説明が入ることが多々ある。短編小説はそれがなく一気に読ませてくれる。好き嫌いはあると思うが、楽しめるのは短編小説で隠れた名作に惹かれる。

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2015/11/19

時代小説の短編としては、こういった書き方が模範なのだろうな。 それにしてもうまい。 大阪のみようがさい、子供の頃の近藤勇等々、30ページほどで記憶に残るキャラクターを書き上げている。 大阪人の矜持を司馬遼太郎は別の視点で書いている。

Posted byブクログ

2013/10/04

司馬遼太郎の短編集。 「みょうが斎の武術」と「庄兵衛稲荷」が面白かった。 司馬遼太郎といえば長編大作のイメージがあるが、短編も面白い。

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