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ボランティア・スピリット の商品レビュー

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8件のお客様レビュー

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 ボランティアの日本…

 ボランティアの日本語学校が舞台に 様々な視点から構成される短編集です。恋愛・疑心暗鬼・偏見・認めたくない真実ナドナド ドキリとするような 日常の中での本音を覗かせた一冊に仕上がっていて 作者の洞察力のするどさがスゴイ

文庫OFF

2014/05/10

地方都市・K市の市民センターで開かれている外国人労働者向けの日本語教室。講師を務めるのは「ボランティア」の日本人たち。国籍も年齢も習慣も生活環境も異なる生徒や講師たちが集まるこの場所で起こる奇妙な事件。盗難疑惑、ストーカー、恋愛騒動―。善意・悪意・偏見・嫉妬・打算・甘え…。「普通...

地方都市・K市の市民センターで開かれている外国人労働者向けの日本語教室。講師を務めるのは「ボランティア」の日本人たち。国籍も年齢も習慣も生活環境も異なる生徒や講師たちが集まるこの場所で起こる奇妙な事件。盗難疑惑、ストーカー、恋愛騒動―。善意・悪意・偏見・嫉妬・打算・甘え…。「普通の人々」の裡にある“本音”が生々しく映し出される傑作ミステリー

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2012/06/27

たぶん、これがリアルってものなんだろうけど、、 なんつーか、世知辛い世の中だよね。。。 読後感悪いです。

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2011/01/07

買った当初は、どろどろなかんじで無理。いまならあっさり読めそう。⇒で、読んでみた。ざーっと読めたけど、なんか女性の描き方がなんともかんともかんとも。あれほど意地悪く自分勝手に描く必要性ってあったんだろうか。まあ、だからこそ、ときおりかいま見える、優しさとか思いやりが生きるのだろう...

買った当初は、どろどろなかんじで無理。いまならあっさり読めそう。⇒で、読んでみた。ざーっと読めたけど、なんか女性の描き方がなんともかんともかんとも。あれほど意地悪く自分勝手に描く必要性ってあったんだろうか。まあ、だからこそ、ときおりかいま見える、優しさとか思いやりが生きるのだろうけどね。断捨離本。

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2011/08/06

連作短編。ボランティアの日本語教室に関わるボランティア側の人々と生徒である外国人を中心に日常に潜む嫉妬・偽善だったりを描いている作品。最初はなんだかつまらない事件や浅はかな嫉妬だけが目に付いてイマイチかと思ったのですが、読み進めていくとこれがなかなか味がある。カナさんに対する静乃...

連作短編。ボランティアの日本語教室に関わるボランティア側の人々と生徒である外国人を中心に日常に潜む嫉妬・偽善だったりを描いている作品。最初はなんだかつまらない事件や浅はかな嫉妬だけが目に付いてイマイチかと思ったのですが、読み進めていくとこれがなかなか味がある。カナさんに対する静乃さんの嫉妬の描き方などは永いするみさんらしいというか、生々しいんだけど嫌な感じではないというちょっと独特な感じですね。著書の作品の中では「ランチタイムブルー」に近い感じだと思います。ただ、少し物足りないようなエンディングも多かったかな〜 それぞれ登場人物の結末というか今後の道筋を表現されてないせいですっきりしないのかも。

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2009/10/04

ボランティアで運営されている日本語教室。 そこで起きる事件。 ボランティアもみんなおんなじ考え方、方向性でやっているんではないということ。 面白い。

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2011/11/19

◆冬枯れの木 ◆ボランティア・スピリット ◆雨 ◆誰に恋すればいい? ◆きれいな手 ◆ジャスミンの花 ◆夜に辿る道 ◆そばにいて ◆言葉にならない 以上9つの短編集。全て労働者向けの日本語教室での講師&生徒の話。  ボランティアの話とあって、きっと心温まるような話が多いのだろう...

◆冬枯れの木 ◆ボランティア・スピリット ◆雨 ◆誰に恋すればいい? ◆きれいな手 ◆ジャスミンの花 ◆夜に辿る道 ◆そばにいて ◆言葉にならない 以上9つの短編集。全て労働者向けの日本語教室での講師&生徒の話。  ボランティアの話とあって、きっと心温まるような話が多いのだろうと思ったのだが、実際読んでみると、どちらかといえばブラックな内容が多い。まずボランティアする側が、「ボランティアする自分に酔っている人」「生徒といえ男子なので、それに囲まれるのが嬉しくてボランティアしている人」「なりゆきでボランティアせざるをえなくなった人」なのだ。だから、ちょっとした事件がおこる話が多いが、証拠もないのに疑われたり、本当は関係ないのに嫌われたりする外国人の話が多く、ちょっと滅入る。こういうところにある偏見を、隠さず書いている作品ではあるんだけどなぁ。これを読んで、ボランティアって難しいんあだなぁと思った。

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2009/10/04

「地方都市・K市の市民センターで開かれている外国人労働者向けの日本語教室を舞台に展開される様々な人間模様を、ミステリータッチで描いた連作集。盗難疑惑などの社会の縮図ともいえる事件を通して、人間の心の底を抉り出す。」(amazonの紹介文より抜粋) 区立図書館でジャケ借りしまし...

「地方都市・K市の市民センターで開かれている外国人労働者向けの日本語教室を舞台に展開される様々な人間模様を、ミステリータッチで描いた連作集。盗難疑惑などの社会の縮図ともいえる事件を通して、人間の心の底を抉り出す。」(amazonの紹介文より抜粋) 区立図書館でジャケ借りしました。全体を通して9つのショートストーリで編まれています。 最初の一話目を読み終わった時、その話のあまりの短さ、底の浅さに「なんだこれ、全然中身ねえじゃねえか!」と憤ったのですが、辛抱強く読んでいると全9話が全て同じ舞台で繰り広げられており、各話がそれぞれ関連を持っているってことが分かりました。短気な僕。 全編『日本人対外国人労働者(ないし留学生)』という観点から描かれているのですが、一話を除いて全て日本人の視点から描かれています。だからそれほど説教臭くない…んですが、反って我々に自省を促すような仕組みになっています。 また、一人称の多くが女性であるという部分も興味深かったように思います。ぞんざいに言うと女性というのは群れがちであり排他的である傾向があるかとは思いますが、それの性向が地域の小さい集団、しかもボランティアグループという特殊な属性になった時、どのような心理作用が働くのか…その辺りの描写は興味が惹かれました。 とはいえ、示唆に富んだ作品というよりも、現実をありのままに描いた作品、僕としてはエンタメ系よりかなあという印象を受けました。それなりに時間を割いて読むには値するかと思います。

Posted byブクログ