まんが パレスチナ問題 の商品レビュー
学生時代からよくわかっていなかったパレスチナ問題が、背景から分かることができた。 以下メモ。 人種…主に外見で分類した人間の種類 民族…言語や宗教、歴史や伝統などを共有していると考えられている集団 ユダヤ人は宗教から見た見方(人種ではない) エルサレムも638年以降、イスラム教...
学生時代からよくわかっていなかったパレスチナ問題が、背景から分かることができた。 以下メモ。 人種…主に外見で分類した人間の種類 民族…言語や宗教、歴史や伝統などを共有していると考えられている集団 ユダヤ人は宗教から見た見方(人種ではない) エルサレムも638年以降、イスラム教の支配下に入ったが、キリスト教徒の巡礼や礼拝はゆるされていた。ローマ法王は、キリスト教の巡礼が迫害されていると良い、十字軍で戦争を仕掛けた(十字軍の時代に、異教徒のユダヤ人は汚れだから浄化しようという「反ユダヤ主義」がヨーロッパに定着。 第一次大戦中、イギリスがユダヤ人大富豪に戦費をまかなってもらう代わりに、パレスチナの土地を与えることを約束。 PLOは、1964年に色々なパレスチナゲリラや、労働組合をまとめてできた組織。
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すごいわかりやすかった!! 「まんが」かあーと思いながら読み始めてすいません。ユダヤ人とアラブ人と中立の猫の3者が説明していくっていう形、ちょう良いと思う。ラストもそうだよなあという感じで作者の主張をわかりやすく表現してます。
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ユダヤ人とアラブ人がイラスト入りでパレスチナ問題を語り合いながら説明してくれます。わかりやすいし読みやすい。ユダヤ人もアラブ人もパレスチナ人も平和に仲良く暮らしてもらいたい。どこでどうなる運命かわからないし。
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非常に分かりやすい。 漫画だから良い、というわけではない。(まあ漫画というより挿絵程度のものだし)複雑な事を、極限まで簡単化し、誰にでも理解できるようにした本。 「地図」が多用されている点が最も評価できる。 本当に馴染みのない無知の状態から学ぶとなると、教科書のように大量の...
非常に分かりやすい。 漫画だから良い、というわけではない。(まあ漫画というより挿絵程度のものだし)複雑な事を、極限まで簡単化し、誰にでも理解できるようにした本。 「地図」が多用されている点が最も評価できる。 本当に馴染みのない無知の状態から学ぶとなると、教科書のように大量の地名を出されても、覚えきれない。その上、時代関係は分からないし、置いていかれてしまう。しかし、この本ではそんな無知の状態からでも無理なく把握できる。 さらに地図だけでなく、「まとめ」として要所に比較表や言葉の定義が掲載されていたりする点も素晴らしい。これほど入門書に最適な本は無いと思う。 ただし、簡単化されているため、本当にその解釈で良いのか、という点は別の本を読んでいかなければならないだろう。 とにかく、世界史が苦手な高校生にも奨められる一冊である。
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イスラエルに住むユダヤ人・ニッシム君。 パレスチナ人でエルサレム東のアブディス村に住むアリ君。 二人の少年が神話の時代から中東の歴史を辿っていくという ストーリー展開です。 二人の少年がそれぞれの立場から発言するので、 どちらかに偏りすぎないようになっています。 「まんが」と...
イスラエルに住むユダヤ人・ニッシム君。 パレスチナ人でエルサレム東のアブディス村に住むアリ君。 二人の少年が神話の時代から中東の歴史を辿っていくという ストーリー展開です。 二人の少年がそれぞれの立場から発言するので、 どちらかに偏りすぎないようになっています。 「まんが」と題している割には文字が多いように思いますが、 概ね分かりやすかったです。 ラストは蛇足のような気もしましたが、いい話です。
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わかってるようでわかってないパレスチナ問題。 わかってないようでやっぱりわかってないパレスチナ問題。 アブラハムがカナンに来たところから9.11、アラファトまで詳しく書かれてます。 沢山挿絵が入った会話形式で、わかりやすい。 ふと疑問を持った時にぱらぱら読み返したい本。 「...
わかってるようでわかってないパレスチナ問題。 わかってないようでやっぱりわかってないパレスチナ問題。 アブラハムがカナンに来たところから9.11、アラファトまで詳しく書かれてます。 沢山挿絵が入った会話形式で、わかりやすい。 ふと疑問を持った時にぱらぱら読み返したい本。 「憎しみや悲しみを忘れて、テロと報復の連鎖を断ち切ること」 「隔離や分離をしないで多民族が平和に融合した社会を目指すこと」p263 綺麗事のように聞こえるけど、結局はこれしか民族紛争を解決する方法はないんだと思う。
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一昨日読んだ「大人もこどももわかるイスラム世界の大疑問」が大変興味深かったので、パレスチナ問題について考えてみようと思い本著を選びました。 タイトルは「まんが・・・」と銘打っていますが、侮ることはできません。イラストが多いのは事実ですが、内容としては非常に充実しており、この1冊で...
一昨日読んだ「大人もこどももわかるイスラム世界の大疑問」が大変興味深かったので、パレスチナ問題について考えてみようと思い本著を選びました。 タイトルは「まんが・・・」と銘打っていますが、侮ることはできません。イラストが多いのは事実ですが、内容としては非常に充実しており、この1冊でパレスチナ問題の基礎が十分に身に付く1冊だと思います。特に1948年以降のイスラエル建国以降の複雑な中東問題の歴史を読み解くには非常に良いと思います。
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まんが、といっても、イラストと文章という構成ではあるが、文章はユダヤ人少年とパレスチナ人少年の会話形式でとても平易。ユダヤ・パレスチナの問題を、紀元前から現代まで通史で読める。そのまとめかたの複雑すぎず省きすぎず加減がとても素晴らしい。パレスチナ問題を軸にではあるが、ヨーロッパ・...
まんが、といっても、イラストと文章という構成ではあるが、文章はユダヤ人少年とパレスチナ人少年の会話形式でとても平易。ユダヤ・パレスチナの問題を、紀元前から現代まで通史で読める。そのまとめかたの複雑すぎず省きすぎず加減がとても素晴らしい。パレスチナ問題を軸にではあるが、ヨーロッパ・中東地域の世界史の概論としても使えるかも。フセイン・マクマホン書簡とかバルフォア宣言とか、シオニズムとかインティファーダとか、教科書やニュースで耳にする単語をとりあえずすんなり吸収したい人におすすめ。
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大学受験の勉強で、世界史でなかなか理解できなかったパレスチナ問題を総ざらいするのにピッタリでした。似顔絵とかイラストで難解さが格段に減ったと思います。物語のラストには考えさせられましたね。
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1冊で紀元前から現代までの流しているので、かなりざっくりとした内容です。わかりやすく書いてあるし、要点も押さえているので関心を持ってもらうための取っ掛かりとしては成功でしょう。
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