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太平洋戦争の現場がわかる本 の商品レビュー

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2009/10/04

真珠湾奇襲から沖縄玉砕戦まで、太平洋戦争の10の激戦場を3Dでビジュアル化し、解説したもの。 物量に勝る米軍、戦略・戦術もなく迷走する大本営に対し、日本軍は局地戦でよく戦った。 そこには、真珠湾奇襲に成功しながらその後の相次ぐ敗戦で死に場所を求めてサイパンで自決した南雲中将、...

真珠湾奇襲から沖縄玉砕戦まで、太平洋戦争の10の激戦場を3Dでビジュアル化し、解説したもの。 物量に勝る米軍、戦略・戦術もなく迷走する大本営に対し、日本軍は局地戦でよく戦った。 そこには、真珠湾奇襲に成功しながらその後の相次ぐ敗戦で死に場所を求めてサイパンで自決した南雲中将、陸軍きっての司令官でフィリピン戦でマッカーサーを向こうにまわし最後まで抵抗し、軍人にあってもその誠実な人柄に多くの米国人の支持を受けながらもマッカーサーに憎まれ絞首刑にされた山下大将はじめ、多くの優秀な司令官、数多の兵卒の物語がある。 決して戦争肯定派ではないが、降伏を良しとしなかった帝国軍人の心意気に胸打たれる。

Posted byブクログ