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常識としての軍事学 の商品レビュー

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11件のお客様レビュー

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2021/04/12

物事は多角的に見るべきなので、軍事に詳しい元自衛官という肩書の著者の本を読んでみた。確かに現場のリアルさが紹介されていたし、自分が知らない物事の「一面」を知ることができた。 しかし、著者には学歴コンプレックスでもあるのか東大出身者がとにかくお嫌いのご様子。言葉の選び方などに卑しさ...

物事は多角的に見るべきなので、軍事に詳しい元自衛官という肩書の著者の本を読んでみた。確かに現場のリアルさが紹介されていたし、自分が知らない物事の「一面」を知ることができた。 しかし、著者には学歴コンプレックスでもあるのか東大出身者がとにかくお嫌いのご様子。言葉の選び方などに卑しさを感じる本でした。 どんなに文章の内容が良くても言葉の選び方次第で信用度は下がる。自らも大学卒業後現場で学んだことをもとに本を書いておきながらズレた東大批判を挟み込む著者の論理に多角的視点はなく、全体を俯瞰した正確性もないのではないかと疑問に思った1冊でした。

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2017/06/22

タイトルから、作者自身の見識を疑うセンスがほとばしってます。度々、「バカ左翼」などの指摘が入って来ますが、引用している著書の誤用が多く見られ、ブーメランのようにご自身に帰って来ています。冒頭では、軍事が生活に深く関わっているという話が延々と続いていますが、「だから何なのだろう?」...

タイトルから、作者自身の見識を疑うセンスがほとばしってます。度々、「バカ左翼」などの指摘が入って来ますが、引用している著書の誤用が多く見られ、ブーメランのようにご自身に帰って来ています。冒頭では、軍事が生活に深く関わっているという話が延々と続いていますが、「だから何なのだろう?」と不思議に思ってしまいます。米軍の戦力分析だって、伝聞で「こう言われています」の連続。取材をせず、今ならネット情報で書けるだろう内容となっています。日本では、軍事学を教えられないと嘆いてますが、このような中身であれば教える必要はないのではないでしょうか。

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2016/05/15

元自衛官による、軍事の入門書。著者の思想が現れてくる部分を除けば、身近な例え等を用いていて、初心者にもわかりやすく勉強になるのでは。自分と反対の立場にある人へのもの言いとかは若干引くけど、内容としてはなるほどという部分が多かった。ミリオタとか実務者には物足りないかな。 セーラー服...

元自衛官による、軍事の入門書。著者の思想が現れてくる部分を除けば、身近な例え等を用いていて、初心者にもわかりやすく勉強になるのでは。自分と反対の立場にある人へのもの言いとかは若干引くけど、内容としてはなるほどという部分が多かった。ミリオタとか実務者には物足りないかな。 セーラー服と機関銃、とか、なぜ軍服はカッコいいのか、といったくだけた話題から始まって、戦略的思考とは何か、今後の防衛省・自衛隊の在り方、まで、軽い話題から始まって、本質、本題に迫っていく書き方は読みやすかった。

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2013/11/20

軍事学に関して特段の知識を持たない、一般の読者に向けて書かれた本で、実例や比喩などを用いながら、明快に軍事学について説明する。 初学者向けの本であるので説明が薄く、不足する部分もあるが、最初の手がかりとしては悪くない本なのではないか。文章の引用時には原典を明記してくれたり、おすす...

軍事学に関して特段の知識を持たない、一般の読者に向けて書かれた本で、実例や比喩などを用いながら、明快に軍事学について説明する。 初学者向けの本であるので説明が薄く、不足する部分もあるが、最初の手がかりとしては悪くない本なのではないか。文章の引用時には原典を明記してくれたり、おすすめの本を挙げてくれたりしているので、興味を持ったら、ここから先に進みやすい。 ただ、往々にして生じる現象だが、「面白い」文章を書こうとして、皮肉まじりの文章を書いたり、それを超過して嫌味たっぷりな文章を書いてしまう人がいる。この本の著書も、知識の少ない読者に対して面白いことを言おうとして、ややそうした傾向が出てしまっているように思う。その辺りが鼻につく、という人もいるかもしれない。

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2012/07/27

わかりやすくを目指したというとおり、読みやすかったがもう少し読み応えが欲しかった。安全保障に関するモノを読む前のウォーミングアップとして軍隊の統制、運用を俯瞰するには良いかも。

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2011/10/02

言いたいことは分かるのだが、全体的に煽り過ぎていないか。著者の他作を読んだことが無いのを承知で、本書のみの感想を言えば、軍事おたく、軍事バカによる「世界の中心で軍事を叫ぶ」か。  軍の字源やダブルスーツやダッフルコートが軍服から起こった話などは初聞であったが、既知の話も多かった。...

言いたいことは分かるのだが、全体的に煽り過ぎていないか。著者の他作を読んだことが無いのを承知で、本書のみの感想を言えば、軍事おたく、軍事バカによる「世界の中心で軍事を叫ぶ」か。  軍の字源やダブルスーツやダッフルコートが軍服から起こった話などは初聞であったが、既知の話も多かった。また、標準化の起源としてフォードの大量生産を挙げていたが、シュハートの品質管理が第二次世界大戦で具現化された話の方が適切だろう。  全体としては、「テツを楽しむ」の読後と同様の感がある。

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2011/03/26
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

[ 内容 ] “セーラー服と機関銃”の意外なつながりから、自衛隊の戦力分析まで。 普通の国では誰もが知っている軍事学の基礎教養を、第一人者が講義。 ビジネスという戦場でも役立つ知識満載の書。 [ 目次 ] 第1部 軍事は日常にありふれている(軍事って、そういうことだったのか 軍事がビジネス・シーンを動かしてきた ほか) 第2部 反軍思想と自衛隊の戦力(軍事が近代化を生んだ 足してはいけない、戦力の世界 ほか) 第3部 諜報戦に対する世界の常識、日本の非常識(敵を知り、己を知れば、百戦危うからず CIAが秘密工作員を使う事情 ほか) 第4部 新しい時代におけるわが国の戦略(現代戦争の主役は誰か 戦略的思考とは何か ほか) [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]

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2009/10/07

読んで、面白かった。 大学の授業で体系的に学びたいなぁと思った。安全保障論とかいう科目名で。でも、そうしたら、エセ左翼がうるさそう。。。

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2009/10/04

乱暴な文体。細部に間違いがあり「常識」を標榜する割には完成度が低い。 自分は別に軍隊を必要悪だとも思わないし、戦争完全否定の極左に組する意図はまったくないが、この本の書き方はあまりに稚拙である。 確かに日本には「軍事アレルギー」とも言うべき反軍思想が蔓延しているが、だから...

乱暴な文体。細部に間違いがあり「常識」を標榜する割には完成度が低い。 自分は別に軍隊を必要悪だとも思わないし、戦争完全否定の極左に組する意図はまったくないが、この本の書き方はあまりに稚拙である。 確かに日本には「軍事アレルギー」とも言うべき反軍思想が蔓延しているが、だからといって本書のように軍隊の全てを肯定してよいわけでもない。筆者にはおそらくバランスをとらんとして多少過激に執筆しなければならないという気負いがあったものと想像されるが、正直読んでいて吐き気がした。ただし、軍隊を批判することと軍隊という存在に目を瞑ることは同義ではなく、知りもせずに批判を繰り返す左翼の姿勢は如何なものかとも思う。 本書の最大の問題点は、軍事学の初歩をを網羅的に扱おうとしているにも関わらず、軍事が残酷な死と表裏一体であることについてまったく論じていない(言い訳すらしていない)点にある。こういう本を盲信して戦場に行って死ぬ一兵卒が「軍事学」とやらの最大の被害者だろう。

Posted byブクログ

2009/10/04

 ごく基本的なことを書いているに過ぎないが、現実問題としてほとんど知られていない日本のほうが問題だ。  なぜ忌避するのかをもう少し掘り下げたら面白かったかもしれない。

Posted byブクログ