1,800円以上の注文で送料無料

赤い長靴 の商品レビュー

3.1

101件のお客様レビュー

  1. 5つ

    8

  2. 4つ

    24

  3. 3つ

    41

  4. 2つ

    20

  5. 1つ

    5

レビューを投稿

2009/10/04

ごくごくと、喉を鳴らしてあっという間に読んだ本。私が結婚というものに希望と憧れを抱かないのは、小さい頃に山田詠美とか江国香織とかばっかり読んでたからだな、と改めて実感させられた本。 読みながら何度うんざりしたことか。でも、そのうんざりの中には自分もそうなってゆきそう、という気持ち...

ごくごくと、喉を鳴らしてあっという間に読んだ本。私が結婚というものに希望と憧れを抱かないのは、小さい頃に山田詠美とか江国香織とかばっかり読んでたからだな、と改めて実感させられた本。 読みながら何度うんざりしたことか。でも、そのうんざりの中には自分もそうなってゆきそう、という気持ちも含まれているわけで。 それでも江国さんの描く夫婦にはいつも必ず狂気と、様々な容器に入れられた幸福が詰められてる。 「逍ちゃんのいるときよりいないときの方が、私は逍ちゃんを好きみたいだ。」 という一文に、悲しいくらいどきりとしたというかなんというか。

Posted byブクログ

2009/10/04

不思議な夫婦。とても幸福に見えないのに、幸福みたい。膜を作ってるのはその人自身なのに。きずかないふりをしてるのはその人なのに。それでも一緒にいると落ち着く。結婚って寄り添う相手とするものなのんかなぁ

Posted byブクログ

2009/10/04

言葉が通じないなんてやだやだ。 それでも一緒にいるのだから、夫婦って不思議。 (06/12/08)

Posted byブクログ

2009/10/04

淡々と夫婦を綴った本。帯に「ちょっと怖い」って書いてあったけれど、これは夫婦の等身大の物語だと思った。

Posted byブクログ

2009/10/04

 江國香織は長編の方が好き。これは連作短編小説集ってことになっているけど、彼女の小説って大体に短いのの連なりって風なので、これも長編の一変種って感じで読んじゃいました。ただ、やっぱり編ごとに区切られているので、いつもの長編のように視点の切り替えにはらはらさせてもらえず、少し残念か...

 江國香織は長編の方が好き。これは連作短編小説集ってことになっているけど、彼女の小説って大体に短いのの連なりって風なので、これも長編の一変種って感じで読んじゃいました。ただ、やっぱり編ごとに区切られているので、いつもの長編のように視点の切り替えにはらはらさせてもらえず、少し残念かな。  彼女の小説を読んでいると、ときどき自分の存在が希薄になって、まるで彼女に書かれているような気になることがある。特に今回の日和子は、どうにも他人とは思えなくて、おいらが彼女(なわけないけど)なのかと、何度となく変な気分になっちゃいました。作中で日和子が小説に入り込んでしまうというくだりがあったけど、それとは違って、本当は自分は現実のものではなく彼女の創作物であるかのような、うーん、巧く言えないなあ(あきらめた)。

Posted byブクログ

2009/10/04

読み進めるのがほんのり怖い。 夫と妻の関係はかくあらん。 結婚にはじまる人間と人間のつながりの、はかなさ、そして強さ。 息苦しいのは、幸福ゆえか。それともつらさゆえか。

Posted byブクログ

2013/09/22

日和子と逍三。 結婚して10年経つ夫婦の日常を描く連作短編集。 江國作品に登場する男性はいつもどこか危うくて、それがとても魅力的なのだけれど、逍三にそうした魅力は感じられない。 平凡で、愚鈍といってもいいくらいだ。 どこか息苦しさを感じさせる、ぼんやりとしていて焦点があわない...

日和子と逍三。 結婚して10年経つ夫婦の日常を描く連作短編集。 江國作品に登場する男性はいつもどこか危うくて、それがとても魅力的なのだけれど、逍三にそうした魅力は感じられない。 平凡で、愚鈍といってもいいくらいだ。 どこか息苦しさを感じさせる、ぼんやりとしていて焦点があわない愛のかたち。 こういう話を描いて退屈させないのはこの人ならでは。

Posted byブクログ

2009/10/04

いつもこのひとの話を読むたび、わからんわからんと思っていたけど、恋を知ってからでしょうか。なんとなく、わかるような気がしました。はっきりと、じゃないんだけど。低温度の空気がはじめて、直に伝わってきたようで。冷や汗かきながら読んでました。

Posted byブクログ

2009/10/04

独特の江國ワールドが大好きだけど、これはちょっと・・・。さみしいこととや、悲しいこと、せつないことをキレイに表現してくれる江國香織。だけどそれでも尚、さみしすぎる気がした。 こんな旦那さんはいやだ。 そう思った。

Posted byブクログ

2009/10/04

表紙と物語のイメージがぴったり。結婚というのは、あんなにも真っ白なのでしょうか。 依存し合って生きているのでしょうか。

Posted byブクログ