船旅の愉しみ クルーズ入門 の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
●文章が各項目ごとに分けられていて読みやすい。 ●体験談風に書かれていて楽しく読めた。 P31 クルーズ船の分類は「ダグラスワード 2004」によれば、下記の通り。 [船の大きさ] ・小型船…乗客数500人以下 ・中型船…乗客数500~1000人 ・大型船…乗客数1000人以上 [船のグレード] ・カジュアル船 …1泊70~300ドル ・プレミアム船 …1泊150~600ドル ・ラグジュアリー船…1泊400~2000ドル P32~35 [主要なクルーズラインの紹介] ・カーニバル・クルーズライン(大型・カジュアル船) ファンシップと呼ばれるカジュアルクルーズで、従来の堅苦しいクルーズのイメージを大衆路線に変えたクルーズラインとして有名。カリブ海、アラスカなど世界中をクルーズしている。 ・コスタクルーズ(大型・カジュアル船) イタリアの雰囲気が内装に漂う。若いカップルも多い。地中海を中心に、黄色の煙突が印象的な船。 ・キュナード・ライン(大型・ラグジュアリー船) クルーズと言えば、だれもが「クイーンエリザベス2(QE2)を思い出す。現在は世界最大の客船「クイーンメリー2」を就航させている。部屋のランクによって使用できるレストランが決まる、階級制のダイニングである。 ・シルバーシー・クルーズ(小型・ラグジュアリー船) 超高級船というグレードで、小型クルーズ船としては、世界1位に何度もランクされたクルーズライン。すべて料金に含まれ、基本的にはお酒も船内では無料になっている。 ・MSCクルーズ(大型・カジュアル船) イタリア船で、値段も手頃で、船内は一日中盛り上がっている。 P66 売店では、記念品や乗った船の模型などがたくさん売っている。船の模型は、意外と人気があるので、乗船したらすぐに買ってしまうほうがいい。下船時には売り切れということもあるのだ。 P85 船からの通信費は衛星回線を使うので、桁違いに高い。電話代は1分1000円、FAXはA4サイズで1回1000円くらいになる。 P91 スタッフの給料は非常に安く、チップが重要な収入となる。 日本人の感覚だとチップは特別なお金、ボーナスのようなものだと考えてしまうが、彼らにとっては、それが給料の一部なのだ。そう考えるとチップを支払うことに、抵抗を覚えないはずだ。 ただオフィサー(いわゆる肩章がある人たち)には、チップは失礼に当たる。 かれらは、給料で仕事をしている人たちだからだ。 P108 [カリブ海クルーズ] カリブ海は、クルーズに必要な要素を備えている。静かな海と暖かな気候の両方を持つ、クルーズに非常に向いている環境である。 クルーズ初心者には、値段といい、船の数といい非常に向いているが、欠点は日本からフロリダへの直行便がないので乗り換えが必要になり、フロリダに到着するまでに飛行機で20時間くらいかかってしまうことだろう。 読了日:2011/04/25
Posted by
- 1