1,800円以上の注文で送料無料

黒焦げ美人 の商品レビュー

2.8

21件のお客様レビュー

  1. 5つ

    0

  2. 4つ

    3

  3. 3つ

    10

  4. 2つ

    3

  5. 1つ

    2

レビューを投稿

大正時代の岡山を舞台…

大正時代の岡山を舞台にした放火殺人の話。被害者の妹の視点で、その事件と周囲の人々の有様を描いている。

文庫OFF

切ない…

妾となり、家族を養う美しい姉。しかし彼女は惨殺され、妾宅には火がかけられ、黒焦げとなった……。大正時代、岡山で実際にあった猟奇事件を題材に、人の心と時代の空気を描いた力作。切ないです。

abtm

2021/07/01
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

丸焦げに惨殺された美しい姉、唯一焼け残った耳は思い人のヴァイオリンを聴くためか?と一気に惹き込ませる。後半で"透明"すぎて不明確だった犯人の人物像に色がつき印象が変わる。身勝手な殺人が、すれ違い交わることのない2人の唯一の結末として嵌ったと思わせタチが悪い。

Posted byブクログ

2017/11/25
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

2002年「黒焦げ美人」、2006年「べっぴんぢごく」。 史実を題材にした前者、キーパーソンの藤原を女系一族の歴史に組み入れた後者。 後者は「百年の孤独」を謳うにはやや小ぶりだったが、それでもフリークス好きには堪らない展開で、凄まじさにやられた。 そして本書は、いわば「精神の畸形」を描いたものでもある。 その精神の在り方、やはり凄まじい。 岡山版「冷血」を謳うほどでは決してないが。

Posted byブクログ

2019/05/26

実際にあった事件をモチーフにしてるというので、興味があり読んでみた。 あのお芝居の脚本を書いた人物には驚き。そういう人だとは思ってなかったので。

Posted byブクログ

2013/04/24

文が読み辛れー。 話の進展もなく、長い心理描写がダラダラ続いて、 読むのが苦痛だった。 そして、読み終わっても一体なんの話なのかよくワカんねという この三重苦。くそー....つまらねーの読んでしまった。

Posted byブクログ

2013/01/31
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

何年ぶりだろ、岩井志麻子。 人の心の闇。 じとーっじめーっとした気持ちにこれでもかというくらいさせてくれますね。いつの時代も、一番恐ろしいのは生きている人間そのものなのだなあとひしひし。 タイトルで期待してしまったからか、全体的にライトに感じました。衝撃度はかなり少ないです。

Posted byブクログ

2012/09/25

突出したところが見当たらない、何となく読み終えられる作品。後半の自白(手紙)の感じが乱歩っぽいかなという程度。

Posted byブクログ

2010/11/05

大正時代の人々の陰の特徴に焦点を当て、 拡大して描写したらこういう小説になるんだろう。 全ての人の内側に鬼でも入ってるんじゃないかと思わされる。

Posted byブクログ

2010/08/18

途中で投げ出しては、何度か読みつづけようとしてまたあきらめる、で最後だけ読んでまたため息。 つまらない… 雰囲気だけの同人誌読んでるみたいだった。デビュー作ってつくづく大事なんだなあ。

Posted byブクログ