いのち・未来へ の商品レビュー

「生命のメッセージ展」実行委員会(編者)

2017/05/31

表紙のたくさんの笑顔の写真。この人たちはほぼ、命を奪われた人々。それも理不尽に。
交通事故が多く、殺人、その他の被害者と続く。死人に口なしのごとく加害者は嘘を重ね、罪をなすりつけようとして保身に走り、結局被害者は更に傷つけられてしまう。
１２年前の本なので、現状は少しくらい好転していることを祈りつつ、次は隣に置いてあった死刑関連の本を読もうと思います。加害者でありながら、なぜか被害者のごとく声を上げる方々の本を、次は。

2011/04/23

かなり重たいテーマの本です。この本に掲載されている人は、全員、もうこの世にはいません。しかも、若い人が多く、ほとんどの人が交通事故による犠牲者でした。

事故や犯罪で殺されてしまった人の家族のメッセージが最後まで続いています。ただ、ひたすら悲痛なメッセージが続く本です。

この本を読んでいる途中に、小学生6人が事故で亡くなる事件が発生しました。あまりのタイミングに、罪悪感を感じて、読むのを途中でやめてしまいました。

最後まで読みきることができなかった本。現実から目をそらしてしまいました。しかし、メッセージは充分に伝わってきました。