京都文化ジン類学 の商品レビュー

大淵幸治(著者)

2012/05/27

前半の京都の言葉や商売については他の評通り面白い。

が、後半の地理・歴史に関するあたりになると、筆者の歴史観（というより願望）食傷気味。

最初は「エセ京都ジン」と自らを紹介しておきながら、他の地域にもあることなのに、「他にはないでしょ、京都はこれだけすごい」という話にしてしまい、井の中の蛙な京都人っぷりが出てきて、結局は京都人なのね、という残念な感じ。前半は面白かったのに…