人生の教科書 よのなかのルール の商品レビュー

藤原和博(著者),宮台真司(著者)

よのなかのルールはわ…

[文庫ＯＦＦ]

よのなかのルールはわかりづらい。よのなかが広すぎるからだし、自分とよのなかはかけ離れているからだ。だとすれば、よのなかのルールなんて知らなくていいと思っても不思議ではない。適当に日々をやり過ごせれば、それで生きていけそうだ。しかし、何か新しいこと、あるいは世の中を変えようとすることに興味を持った人は、現状のそのルールを知らないことには、何もできない。そういう欲望を持った人（学生さんとかね）は、まずこの本からはじめるといい。

2024/06/22

向いてる仕事
1️⃣人前で自分をアピールする仕事
他人に注目されることに快感を感じる
見た目だけでなく、内面の充実が大切。
色々な知識を得ること。
2️⃣想像したことを表現する仕事
作品を出す。夢を諦めないこと。

本当の目的は「今ここ」の充実です。

2022/11/01

世の中には知りたくても教えてくれないことがたくさんある。
この本は、そんな疑問を少しだけ教えてくれた。
本当に「よのなかのルール」だ

2022/10/06

「世間」という大人には都合の良い曖昧模糊としたスタンダードから少し距離をおいて、「自分」なりのものさしを模索することが今の義務教育には欠けている。そんな思いから執筆された本書は大人が読んでもハッと気付かされることが多い。特に、藤原和博「性転換を巡る、男と女のしあわせのルール」、宮台真司「意味なき世界をどう生きるか?」は必読です。
本書の学校では教えてもらえない知識と知恵の数々が、義務教育を終えたばかりで放り出される若者たちの世間という荒波を乗り越えられる一助となるはず。

2022/06/05

学校では教えてくれない様な内容。
色んなジャンルが記載されており、興味が無い話は読むのがキツかった。

2021/02/23

書評から読んでいただくと、内容がわかりやすいかも知れません。

今まで蔑ろ？、じっくり考え込んだことがなかった命題がしっかりとわかりやすく記載されています。
大人もそうですが子供(高校生)まで見ても参考になる本だと思います。

自分の物差しとは、、、それは他人と比較するものではないです。どんな問題にだって色々な意見があり考えがあるんだということを、今まで取り上げづらいと言われていた、自殺、中絶、性転換等々から議論されている本書であります。
自分も親になった時に、答えではないが自分の意見を持とうと思わされる素晴らしい本でした。

2019/09/09

190905 様々な職業の価値について教えてくれる
これまでマイノリティの人の価値、幸せはを他人が決めることはできない。

2019/02/09

最初の宮台真司の序章かなんかを読んだとき
これは！
と思ったが、そのあとはそれほど感動を覚えなかったかなあ

2021/08/08

藤原 和博氏と宮台 真司氏の共著があったとは知らなかった。書店で目にして、すぐ買ってしまった。

中学生くらいが読むと確かに面白い内容だと思う。実業と机上の（高校生くらいまでの）勉強の接点をもっと増やすことにより、勉強はもっと面白くなるのに、という持論を補強してくれる内容であった。
特に、監察医の話は面白かった。早い時期に、色々な職業の人の経験に触れる機会がもっと増えればよいのに、と思う。

宮台氏も中学生を意識しており、珍しく平易な言葉で語っている。「世界は無意味だ、でも人生はそこそこ楽しい」というのも、非常に共感した。最近涙もろくなっているのも、その意味を以前より強く感じているせいかもしれない。

2018/01/06

500ページ超えの大作だが（２冊の本を合わせたものだからそりゃそうか）、なんも臆することない、スラスラよめる。20年近く前に書かれた「現代」の教科書で、ところどころ記述が古臭い（非嫡出児の相続、万能細胞、プロザック‥）、基本的な記述の方向性は現代でも充分通用する。それどころか、ここに書かれていることが現在なお強調されていることだと思う。幸い未成年の凶悪事件は近年影を潜めていると思うが、その分「個人主義的ムラ化」の進展による「高度すぎるコミュニケーション」やら「無意味な社会で意味を求められる社会」にどっぷりと浸かり（これらの用語は本書に記述なし）、生きにくい世界を私たちは歩んでいることを実感するだろう。