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国家と犠牲 の商品レビュー

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2022/04/03

近代国家は、かつてそのために犠牲になった人に追悼の意を示すことで結束するようなところのシステムなんだな。

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2015/10/08

第3章に、戦争犯罪、人道に対する罪とも考えられる原爆使用について、その責任問題をあらかじめ封じてしまう役割について...「犠牲のシステム」より

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2009/10/04

テストの課題なので読んだ。話がループして、もちろん螺旋状に広がったりさえしない。 結論は帯に全て書いてある。最終章だけ自分の論っぽい展開。

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2009/10/04

「国のために自らの命を犠牲に…」ってよく聞く。その論理を追求。 国のために命を犠牲にするのは…自明か?

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2009/10/04

「お勉強的」である点で、『靖国問題』よりずっと良書のような気がする。ただし、肝心のラスト、主張や代案(?)は食い足りない。

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2009/10/07

安易に使われる「犠牲」ということばを問題にした書。途中でついていけなくなりそうになるが、最初の2章はよくわかる。犠牲ということばは安易に使われる。特攻隊で死んでいった人々や広島で死んだ人々の犠牲があったから今日の平和があるなどと言われるが、あの戦争をもっと早くやめていれば、もっと...

安易に使われる「犠牲」ということばを問題にした書。途中でついていけなくなりそうになるが、最初の2章はよくわかる。犠牲ということばは安易に使われる。特攻隊で死んでいった人々や広島で死んだ人々の犠牲があったから今日の平和があるなどと言われるが、あの戦争をもっと早くやめていれば、もっと早く聖断が下っていれば、かれらも死なずにすんだのだ。ここには論理のすり替えがある。本当はこう言うべきだ。かれらが死んだにもかかわらず戦争に負け、軍国日本が滅んだので今日の平和があると。小泉さんがかれらに涙を流す気持はわからなくもない。そこだけみれば参拝も理解できなくはない。しかし、靖国はあの戦争を正当化する立場だ。A級戦犯も含めみんないっしょに祭ろうというのは、戦争を起こした人々に対する責任を不問に付すということだ。そのことには目をつぶって正視しようとしないのはどういうわけなのだろう。

Posted byブクログ