文科系ストレイシープのための研究生活ガイド の商品レビュー
研究者は情報処理能力が問われる。論文、博論、著書執筆等についての心構え。分野との関わりや、研究者としての生き方についても(130727)。
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英語史研究者の立場から描いた研究生活の紹介。 発想やひらめきと同様に整理能力も研究者にとって重要な能力であるとの記述が興味深かった。 私は研究生活について広範に取り扱った紹介の本と捉えたが、論文執筆のハウツー本としての要素も一部兼ね備えているか。 「自分のタイプを大切にする」との...
英語史研究者の立場から描いた研究生活の紹介。 発想やひらめきと同様に整理能力も研究者にとって重要な能力であるとの記述が興味深かった。 私は研究生活について広範に取り扱った紹介の本と捉えたが、論文執筆のハウツー本としての要素も一部兼ね備えているか。 「自分のタイプを大切にする」との主張は分かったが、多面的な視点を導入した主張は一部にとどまっていた点が少し残念に思う。 全般としては読みやすく、研究生活のイメージを与えてくれる面白い本であったと評したい。
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英語学、特に英語史の著者による研究生活の紹介。普段接する機会は多いけどその実態は素人にはよく分からない大学の先生の研究生活ってどんなものだろうか、ということを何となく知ることが出来る。研究がどのようなものかといったことや論文の書き方等に関する著者の意見、態度はとても参考になる。特...
英語学、特に英語史の著者による研究生活の紹介。普段接する機会は多いけどその実態は素人にはよく分からない大学の先生の研究生活ってどんなものだろうか、ということを何となく知ることが出来る。研究がどのようなものかといったことや論文の書き方等に関する著者の意見、態度はとても参考になる。特に、「推敲に時間がかかるから、そのつもりで計画を立てる」とか「とにかく書き始める」という著者の姿勢は、自分にも合っているような気がする。 しかし著者の主張は、「自分のスタイルを確立せよ」ということだと思う。資料収集から論文作成、出版、学会への参加の姿勢など、自分なりのスタイルを確立することが大切であるというのが著者の主張であって、いわゆるハウツー本みたいなものではない。
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