これからの自治体防災計画 の商品レビュー
■防災 1.「危機管理」の要点は情報の収集分析、将来見積もりと判断、そして決心・実行という一連の対処方法であり、防災計画書やマニュアルの整備だけでは危機管理体制を整備したとはいえない。そこでは合理性を持った意思決定が可能か、が問われるのであり、基本的な対応手順や判断基準を事前に準...
■防災 1.「危機管理」の要点は情報の収集分析、将来見積もりと判断、そして決心・実行という一連の対処方法であり、防災計画書やマニュアルの整備だけでは危機管理体制を整備したとはいえない。そこでは合理性を持った意思決定が可能か、が問われるのであり、基本的な対応手順や判断基準を事前に準備すると共に、判断訓練が不可欠であるが、現状ではほとんどの団体が未整備・未実施である 2.防災対策は極めて多岐にわたることと個別具体的であることが実用的である、と考えられていることから、計画書が益々膨大・煩雑になる傾向にあり、結果として帰って使い勝手が悪くなっている。こうしたことから近年は個別の対策ごとにマニュアル等を作成する団体も増えている。
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岩手県田老町の津波防御堤防の紹介がある。 予防が災害対策の基本になる事象と, 予防できない災害があり,避難などの対処が必要な事象があることを もっと強調すると良い。 計画をたてることが大事なのではなく,なぜ計画が必要なのかを考えると, 本当に必要なことが何かがわかり,それを記録したものが計画だということが分かるだろう。
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