語るに足る、ささやかな人生 の商品レビュー
ニューヨークからシアトルまで一ヶ月間かけて、アメリカの田舎のスモールタウンを選んで、その町の人々と交流を傘ながら旅した記録。1000品足らずくらいのほんとに小さな町ばかりで、とっても面白い。この人が働き盛りで亡くなってしまったのがとっても残念。
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スモールタウンって最高!ロハス!みたいな内容だったら、速攻読むのをやめようと思っていたが全く違った。 アメリカの小さな街に住む人々の生活を、礼賛するでも、見下すでもなく、旅行者としての一定の距離感を保ちながら、淡々と、しかし情緒あるストーリーとして綴っている。 代々住み継いで...
スモールタウンって最高!ロハス!みたいな内容だったら、速攻読むのをやめようと思っていたが全く違った。 アメリカの小さな街に住む人々の生活を、礼賛するでも、見下すでもなく、旅行者としての一定の距離感を保ちながら、淡々と、しかし情緒あるストーリーとして綴っている。 代々住み継いでいる人、都会からやってきた人、思い出を語る老人、未来を見据える若者。 彼・彼女らがそれぞれの捉え方で街を見ている様、つまり人生の捉え方が語られており、 読み進めるほどに、「あんたは何を大切にして生きてるんだ?」と問いかけられるような感覚を得た。 そんな人生哲学書のように、この本が成り立っているひとつの理由は、 著者が彼らの人生を決して「評価」せずに、ただそこにあるものとして味わい、記述していることだろう。 自分のこれからを考えるのにあたって、 静かな場所で、大切に読み進めたい本ですね。
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小さな街の情景に、行ったこともないのにどこかほっとする。豪快でスケールの大きなアメリカの印象が変わりました。まるでロードムービーを見ているように読み進めていけます。
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アメリカのスモールタウンばかりを巡るお話。 同じアメリカでもカリフォルニアの外は外国みたいなものだと思っていたけれど、それの逆で、カリフォルニアが外国なんだなと実感。 アメリカの別の素顔をみることができる、とても興味深い1冊です。
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スモールタウン。「アメリカ」をイメージした時に浮かぶ大都市とは別にこんなアメリカもあるんだ、こんなアメリカ人もいるんだ、そしてこういうアメリカの方が好きだなぁなんて思いながら読みました。同じような旅をしてみたくなる本です。
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