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鏡の中は日曜日 の商品レビュー

3.6

72件のお客様レビュー

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    22

  4. 2つ

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2013/09/02

ネタが若干「ハサミ男」とかぶっていたが、これはこれでまたおもしろかった。 過去の名探偵と現代の名探偵の対決という構図がおもしろい。 本編後に収録されていた水城優臣の話は途中まで読んで、あとは飛ばしてしまった。本編とどう関わって行くのか結局わからなかったが、少し蛇足だと思った。

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2013/06/30

館シリーズへのオマージュとマラルメについての薀蓄を交えつつ、作者らしい名探偵最後の事件を描いた作品だった。 最初の章で与えられた過去と現在の事件についての情報の歯抜けが、以降の章で少しずつ埋まっていく。 最初の章での一人称と石動パートと作中作パートでの書き分けが上手に感じた。

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2013/05/26

キャラもトリックもギャグも秀逸。また騙された…けどそれが心地よい!名探偵としても人としても水城は格好良すぎて惚れてしまう。騙されたい人、古典的名探偵が好きな人は読むべき。

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2013/04/02

殊能さんの訃報を聞いて、引っ張り出してきました。 梵貝荘はそりゃ住みにくいだろうし改装するよね...。殺人事件現場なら尚更。聖地巡礼した石動のガッカリ感は理解できますが。 もっと石動の珍道中(と、暗躍するアントニオ)を見たかったなあ...ご冥福をお祈りします。

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2013/02/18

著者の作品で、ハサミ男の次に登録数が多いので読んでみたが、面白くなかった。 オチ似てるしね。 他は読まないと思う。 この人はハサミ男だけでいい。

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2018/01/30

第一章、ぼく、ユキ、お父さん、石動戯作のやりとり。 アルツハイマーのぼく、介護する心優しいユキ、怖いお父さん、14年前の事件を再調査し始めた石動戯作。 石動戯作は、ぼくに殺された。 第二章、現在の話と過去の話が交互に進む。 現在、石動戯作が梵貝荘の登場人物に話を聞いていく。 過...

第一章、ぼく、ユキ、お父さん、石動戯作のやりとり。 アルツハイマーのぼく、介護する心優しいユキ、怖いお父さん、14年前の事件を再調査し始めた石動戯作。 石動戯作は、ぼくに殺された。 第二章、現在の話と過去の話が交互に進む。 現在、石動戯作が梵貝荘の登場人物に話を聞いていく。 過去、梵貝荘で事件が起き、水城優臣が事件を解く。 第三章、全ての真相。 ここは完全なネタバレになるのでノーコメントで。 上手く作られてる!あっさり騙された!! 第三章は読む手が止められなかった。 第三章、2ページ目の一行目を読んで、えっ?何?どうして?ってなった。あれ?勘違いしてたかな?と。 先が気になって仕方なかった。 おまけも楽しめました(^_^) 水城優臣さん、うちもファンになった! 他の作品も小説化しないかなー。

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2012/09/11

完璧なミステリー・・・かどうかはともかく、老人の叙述トリックとか、現代と過去の名探偵の推理が入り乱れるってつくりとかはなかなかに面白かったです。 「本格」のくくりも結構いろいろなのでなんともいえませんけども、これはこれで変化があって楽しい。一応ストーリー的には続編は難しい感じでは...

完璧なミステリー・・・かどうかはともかく、老人の叙述トリックとか、現代と過去の名探偵の推理が入り乱れるってつくりとかはなかなかに面白かったです。 「本格」のくくりも結構いろいろなのでなんともいえませんけども、これはこれで変化があって楽しい。一応ストーリー的には続編は難しい感じではありますが、追加収録された続編みたいな感じで次があっても面白い・・かな。蛇足かなあ。 それまでのちょっとシリアスな流れから最後はちょっと急に軽くなって面食らったりもしました。

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2012/08/23
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

しっかりすべての罠にかかりました← 文中にちょいちょい現れる、人間が描けているかどうかについての言及は例の議論に対するシュノーさんの回答?

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2012/08/04

前回読んだ「ハサミ男」に思い切りだまされたので、ちょっと警戒しながら読みましたが、やっぱりだまされました(笑) でもどんでん返しモノって途中で仕掛けが読めちゃったら面白くないので、どんでん返されちゃったときがやられたーって思いつつも楽しいですよね。 どこに伏線があるのかとか、実は...

前回読んだ「ハサミ男」に思い切りだまされたので、ちょっと警戒しながら読みましたが、やっぱりだまされました(笑) でもどんでん返しモノって途中で仕掛けが読めちゃったら面白くないので、どんでん返されちゃったときがやられたーって思いつつも楽しいですよね。 どこに伏線があるのかとか、実は穴があるんじゃないかとかちょっと読み返してみたりして。

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2012/05/27
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

2003年度版本格ミステリベスト4位。いやー、長かった。水城が女だってのには全然気付かなかった。水城自身がアルツハイマーになっちゃったと思ったのに、まんまと騙された。しかしそこに至るまでの長いこと、長いこと。だから本格モノが私は苦手なのだ。まぁこれは本格モノのパロディ的なものなんだろうけど。それに比べ、「樒/榁」は短くて良かった。水城と石動がニアミスしてたなんて、出来すぎだけどね。法月綸太郎の解説、全然意味が分からん。

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