島崎警部のアリバイ事件簿 の商品レビュー
このミスベスト10、2006年版9位。今回はアリバイものの推理小説短編集。前作に引き続き難関だけど、延々と思索的な記述が続いた前作に比べると少しはまし。でも、やっぱりほとんど理解不能。巻末に延々と自作解説とかも付いてんだけど、それ読んでもストーリーが理解できないし、そもそも、解説...
このミスベスト10、2006年版9位。今回はアリバイものの推理小説短編集。前作に引き続き難関だけど、延々と思索的な記述が続いた前作に比べると少しはまし。でも、やっぱりほとんど理解不能。巻末に延々と自作解説とかも付いてんだけど、それ読んでもストーリーが理解できないし、そもそも、解説文そのものが何言ってるのかさっぱりわからん。しかも、文庫化されてないハードカバーなので高いわ(定価3,000円!!)、電車で読みにくいわで大変です。前作と合わせて古本で購入したけど、さっそくブックオフに売りに行ってきます(70円でしたToT)。 このミスベスト10たまにこんなの混ざってるので困る。
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(収録作品)急行《さんべ》/寝台急行《月光》/急行《あがの》/準急《たんご》/急行《西海》/準急《皆生》/急行《白山》/急行《なにわ》/特急《あおば》/ われらのシンデレラ/われらのアラビアン・ナイト/われらのローレライ/方程式/失われたアリバイ/ある晴れた日に/雪嵐/湖畔の宿/...
(収録作品)急行《さんべ》/寝台急行《月光》/急行《あがの》/準急《たんご》/急行《西海》/準急《皆生》/急行《白山》/急行《なにわ》/特急《あおば》/ われらのシンデレラ/われらのアラビアン・ナイト/われらのローレライ/方程式/失われたアリバイ/ある晴れた日に/雪嵐/湖畔の宿/朽木教授の幽霊/春嵐/ヴァンパイア/ニ短調のアリバイ/収差/死は賽を振る/虚空の扉
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第一部の「ダイヤグラム犯罪編」は僕の苦手な時刻表トリックを用いた島崎警部ものの全集。 確かにオーソドックスな時刻表トリックものもあるし、複雑すぎて必然性に欠けるものもあるのだけど、それ以上に傑作、佳作が多い。 オーソドックスでも完成度が高いもの、普通の使い方をしないもの、あっと驚...
第一部の「ダイヤグラム犯罪編」は僕の苦手な時刻表トリックを用いた島崎警部ものの全集。 確かにオーソドックスな時刻表トリックものもあるし、複雑すぎて必然性に欠けるものもあるのだけど、それ以上に傑作、佳作が多い。 オーソドックスでも完成度が高いもの、普通の使い方をしないもの、あっと驚く趣向を絡めたものなどなど。 まさに時刻表トリック実践例のオンパレード。 時刻表が苦手な人間でも驚けるし楽しめる。 第二部「不可能犯罪編」は、「ダイヤグラム」以外の島崎警部シリーズ。 密室、入れ替え、もちろんアリバイとさまざまな趣向が凝らされている。 本格好きならこのあたり、誰でも驚きと楽しさを感じることが出来ると思う。 短い中に本格の魅力が凝縮されており、冗漫なミステリを読んでいては味わうことの出来ない感動を得ることが出来るはず。 「朽木教授の幽霊」「死は賽を振る」がオススメ。
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「ダイヤグラム犯罪」と「不可能犯罪」の二部構成。ダイヤグラム犯罪は時刻表が挿入されているが、“慣れ”次第で苦手意識は克服できる。「密室教程」と違い、読書の経験は問われないので、本作品の方が初心者にはお勧めかもしれない。ラストで各話の完成度の高さが実感できる。この種のミステリには欠...
「ダイヤグラム犯罪」と「不可能犯罪」の二部構成。ダイヤグラム犯罪は時刻表が挿入されているが、“慣れ”次第で苦手意識は克服できる。「密室教程」と違い、読書の経験は問われないので、本作品の方が初心者にはお勧めかもしれない。ラストで各話の完成度の高さが実感できる。この種のミステリには欠かせない、現実性を重視した推理のプロセスが強く印象に残った。
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