悪の認識と死の教え の商品レビュー
著者の実感的教育論である。 仰っていることはもちろん正しく、個性を大切にする現代の若者世代には、厳しすぎると感じるのではないかと思われる。 しかし、そこを敢えて読んでほしい。 偏らない思想なんてもともと存在しないのだから、気持ちを引き締めるつもりで厳しい意見に耳を傾けてみるのも、...
著者の実感的教育論である。 仰っていることはもちろん正しく、個性を大切にする現代の若者世代には、厳しすぎると感じるのではないかと思われる。 しかし、そこを敢えて読んでほしい。 偏らない思想なんてもともと存在しないのだから、気持ちを引き締めるつもりで厳しい意見に耳を傾けてみるのも、新たな自立を生み出すヒントになるのではないだろうか。 確かに、人を非難する曾野さんには幾分、融通性の足りない面があり、相手の事情も様々であることをもう少し考慮した方が良いのではと感じる部分もあった。
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