「名君」「暴君」大逆転の戦国史 の商品レビュー
期待を持たせるタイトルで、明智光秀は全国を10ブロックに分けるつもりだったとかうたっているけど、内容は平凡で、だれでも知っている話を、手短でもなく、切り取るでもなく、だらだら書いているだけだった。 著者は東急エージェンシーの元社長らしい。 なんか、この人の歴史談議につきあっ...
期待を持たせるタイトルで、明智光秀は全国を10ブロックに分けるつもりだったとかうたっているけど、内容は平凡で、だれでも知っている話を、手短でもなく、切り取るでもなく、だらだら書いているだけだった。 著者は東急エージェンシーの元社長らしい。 なんか、この人の歴史談議につきあっていたであろう部下にちょっと同情した。
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史料に自ら当たることもなければ、過去の研究成果を引用することもなく、聞きかじりを著者独自の解釈で味付けした感じの本。歴史について書かれた本というよりは、成功した実業家が独自理論を展開するタイプのビジネス書に近い。
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ちょっとこれには難癖を付けたい箇所が多々あります。例のごとく私的感想でございますので悪しからず。他は余り知らんのでなぜか初っ端に来る一豊項。まず一つ目に一豊の没年齢、59ではなくって61です(ただ60とする説もありますが)。別に59が問題なんじゃなくて最初に59と書いて〆に61と...
ちょっとこれには難癖を付けたい箇所が多々あります。例のごとく私的感想でございますので悪しからず。他は余り知らんのでなぜか初っ端に来る一豊項。まず一つ目に一豊の没年齢、59ではなくって61です(ただ60とする説もありますが)。別に59が問題なんじゃなくて最初に59と書いて〆に61と書く謎。帯に使われてるんですから誰か気づいてくれと。次になぜ冒頭のテーマ"孫子のいう「善将」"に一豊を上げたのか。「善将」でないと言うつもりは全くもってないんですが、読んでみたけれど趣旨が全くわからんかったです。他に当てはまる御仁が居たのではないかと思うのです。その上一豊を語るのに剣豪を語って一豊を余り語ってない罠。あと関ヶ原の辺りが怪しいのですよね。関ヶ原本戦に忠勝居ましたよね?小山評定の忠氏案は無視か?とにかく一豊項については不満の残るモノでございました。一豊の評価が悪くはないのは個人的に嬉しくはありますが、ちとこれでは納得させるに足らないなと.。 他に信玄、早雲、家康、光秀、道三、三成、元就が取り上げられております。大逆転と銘打つだけあって光秀と三成の持ち上げようは特筆すべきかと思います。二人のファンなら気持ちいいんじゃないかな。反対に注意せねばならないのが信玄、家康と元就。特に元就、というか毛利ファンは見てはならないと思います。もうボロクソですから…(あ、早雲も道三も驚きはせんかった。ただ多分早雲>道三なんだろうなと)
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山内一豊は、孫子のいう「善将」。石田三成の、優れた文政に勝る軍略。信玄、 家康、光秀、早雲、道三たちの人間力の真実…。埋もれていた資料から歴史を 徹底的に再構築した、新たな視点からの「戦国史」。
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