妻の肖像 の商品レビュー
小説『翼』に引用されていた作品。新聞記者として初めて赴任した四国で出会った2人。著者は雑誌記者、駐在員、翻訳など手がけている人。 困った時にはいつも「和子ーオ」と頼る。 自分のほうが先に逝くと思っていたのに、看取ることになった。 思い出はつきない。友人の描いた肖像画を掲げ、話し...
小説『翼』に引用されていた作品。新聞記者として初めて赴任した四国で出会った2人。著者は雑誌記者、駐在員、翻訳など手がけている人。 困った時にはいつも「和子ーオ」と頼る。 自分のほうが先に逝くと思っていたのに、看取ることになった。 思い出はつきない。友人の描いた肖像画を掲げ、話しかける。 内輪の話だから自費出版と思っていたそうだ。そのぶん真率な気持ちがつづってあり、共感できる。
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過ぎてゆく日々を味わい深いものと体感し、充実感を共感する家族がいて、その人をして幸せだったと終焉に云えるかどうかである。一回り前の徳岡氏に共感すること多。
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世界中の沢山の人の中からたった一人、その人と出会って一緒に生きていく・・そして、ささやかな毎日の積み重ねが2人の人生を作っていく・・夫婦っていいなぁって改めて思いました。 もう一度生まれ変わっても、徳岡さんは「恋女房、和子さん」にきっと巡り会えると思います。
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