追憶のキスを君は奪う の商品レビュー
切なくて、苦しくて、…
切なくて、苦しくて、気がつけばボロ泣き状態になってしまいました。ストーリーがきっちりしていて、カメラの音がずっと続くところはちょっと気になりましたが、それ以外は文章も綺麗で描写が美しく、しっとりとした世界感でした。第三者が参入してきたことでいろいろと仲が拗れたりするのですが、最終...
切なくて、苦しくて、気がつけばボロ泣き状態になってしまいました。ストーリーがきっちりしていて、カメラの音がずっと続くところはちょっと気になりましたが、それ以外は文章も綺麗で描写が美しく、しっとりとした世界感でした。第三者が参入してきたことでいろいろと仲が拗れたりするのですが、最終的な、攻君が決心するシーンなどでは、ぐっとくるものがありました。
文庫OFF
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
自分が彼のことを好きなんだ、と思い知らされた人から、結婚の知らせを受けた夜。 副島穂波は、どうしても誰かに抱かれたかった。 そんな彼が一夜の相手に選んだのは、年下の男。 副島は、彼と「キスはしない、今夜一晩だけ」という約束をしてからベッドを共にしたはずだったのだけれど、その男・冽は、その約束を破り、「もう一度会いたい」と言い出し、断る副島に無理やりキスを仕掛けてきた。 副島はそのままホテルを後にするけれど、ひょんなことから冽と仕事の関係で再開してしまう。 そこから冽のアプローチが始まり、副島は断り続けるけれど、次第に冽の不器用な情熱に惹かれていく…… という話でした。 恋愛を拒んでいた男が、若い男の情熱にほだされてもう一度、恋愛をする話……だったんですが。 ちょっとそれとは違ったのは、くっついた「おめでとうー!」と思ったら、ちょっとしたドロドロが待っていて、実は副島が初めてキスをした相手が、冽がコンプレックスを感じていた実の兄だった……というおまけつき。 そこからそれなりにうまくいってたはずの二人の関係がギクシャクし始めて……という因果すぎるお話。 まあ、最後はハッピーエンドに落ちてくれたからいいんですが、そんな偶然、設定に盛り込まなくてもいいのになあ……と正直思ってしまったし、素直に幸せにしてあげてもよかったんだろうなあ……と他人事だからこそ、思ってしまいました。 話は面白かったと思いますが、最後のところはちょっと蛇足だったかもしれない、と個人的には思います。
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年下攻萌えヤンデレ萌えどんより萌えの私になかなかぴったりの話だったぜ。弟がじわじわ病んでていい。極端に自制が利かない、という点でのヤンデレ
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