共産中国はアメリカがつくった の商品レビュー
アメリカで吹き荒れたソビエト恐怖症の熱気が生んだ、単純な反響右翼の親玉、ジョー・マッカーシーではないということが良く理解できる内容でした。 第1章 なぜ私はマーシャルを糾弾するのか 第2章 マーシャルと第二戦線 第3章 ベルリンを落とさなかったアメリカ軍 第4章 ヤルタ会談での背...
アメリカで吹き荒れたソビエト恐怖症の熱気が生んだ、単純な反響右翼の親玉、ジョー・マッカーシーではないということが良く理解できる内容でした。 第1章 なぜ私はマーシャルを糾弾するのか 第2章 マーシャルと第二戦線 第3章 ベルリンを落とさなかったアメリカ軍 第4章 ヤルタ会談での背信行為 第5章 裏切られた蒋介石 第6章 共産中国はアメリカがつくった 第7章 マーシャルの任務たは何だったのか 第8章 マーシャル=プランの虚妄を暴く 第9章 マーシャル-アチソンによる謀略戦略 監修者による解説 副島隆彦 といういう内容で書かれています。 ソ連のスパイ、ソ連のプロパガンダ、発展途上における民主主義社会というものの理想を求めるアメリカ内での親派。 米ソ2強世界という構図の中で、利益を得たものは誰なのか。 最後に、昭和の3傑で、戦後処理をした鈴木貫太郎、幣原喜重郎、吉田茂の戦いも少々重ね合わせながら読みました。
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第二次世界大戦後にアメリカの反共産主義の台頭であるジョゼフ・マッカーシーによって書かれた。 ルーズヴェルトの下で連合国を率いてヨーロッパ戦線に介入したマーシャルによって後の冷戦の構図を画策しソビエトに勢力を与えるなどをした不可解な様子を具に糾弾した一書。 副島隆彦の解説にもある...
第二次世界大戦後にアメリカの反共産主義の台頭であるジョゼフ・マッカーシーによって書かれた。 ルーズヴェルトの下で連合国を率いてヨーロッパ戦線に介入したマーシャルによって後の冷戦の構図を画策しソビエトに勢力を与えるなどをした不可解な様子を具に糾弾した一書。 副島隆彦の解説にもあるように著者のマッカーシーこそロックフェラーら新世界秩序による世界支配の存在に気付き言及した草分け的な人物であり、本書の内容は旧敵国軍人の言及としても深く学ぶべき事柄だろう。 マーシャルの手筈によりアメリカは蒋介石を裏切り共産党に与力し不要な朝鮮戦争により分割し、ヨーロッパにおいてもソビエト支配の領土を広げた。 結果としてアメリカとソビエトによる冷戦という新たな構図が生まれてしまった。
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