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エムズワース卿の受難録 の商品レビュー

4.3

10件のお客様レビュー

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2023/02/04

以前ブックオフオンラインで入手した積読の山から取り出した一冊。 先日読んだエムズワース卿ものが面白かったので、いまのマイブーム。 こちらは短編集。 恐るべき叔母達に悩まされるバーティ・ウースターと同じく、エムズワース卿は恐るべき妹たち、姪たちに悩まされる。 感想というよりまだ半分...

以前ブックオフオンラインで入手した積読の山から取り出した一冊。 先日読んだエムズワース卿ものが面白かったので、いまのマイブーム。 こちらは短編集。 恐るべき叔母達に悩まされるバーティ・ウースターと同じく、エムズワース卿は恐るべき妹たち、姪たちに悩まされる。 感想というよりまだ半分なのでメモです。

Posted byブクログ

2019/03/06
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

昔のイギリスの伯爵とかそういう時代の話。 まだ翻訳ものは慣れてないから、あんまりたくさんの人が出てくると誰が誰か思い出すのが大変。 息子のフレディだっけ?か誰かが一番好きだったな。 空気銃の話が本当に面白くて涙が出るくらい笑った。 あと、ロンドンから来た女の子の話も、エムズワース卿のことが好きになってしまいそうなくらいなごむお話だった。 なにより、やっぱりフレディ(?)の話だけど、好きになった人を追いかけて船に乗る話も本当に一番面白くて大好きだった。 新しい作者の本を読み始める時は、その人の癖というか、波に乗り始めるまで結構苦労するなっていうのを顕著に感じた。もはや本のレビューじゃない笑 最後には読み終わるのが惜しくなるくらい、面白い本でした。

Posted byブクログ

2013/09/01

ウッドハウスのジーブスものじゃないシリーズ。主役は綿菓子のような脳みその第九代エムズワース伯爵。いつものごとくいろいろな災難に巻き込まれるが、シリーズではジーブスも、バック-U-アッポもなし、ただひたすら事件を混乱させた挙句、いつの間にやら、ハッピーエンド、というのがこのシリーズ...

ウッドハウスのジーブスものじゃないシリーズ。主役は綿菓子のような脳みその第九代エムズワース伯爵。いつものごとくいろいろな災難に巻き込まれるが、シリーズではジーブスも、バック-U-アッポもなし、ただひたすら事件を混乱させた挙句、いつの間にやら、ハッピーエンド、というのがこのシリーズの一般的なパターンです。

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2011/10/04

綿菓子のような頭脳の持ち主、エムズワース卿の受難の日々。やっぱり果てしなく笑える。 田舎の荘園が舞台のためか、ジーヴスシリーズよりはのんびりまったりした雰囲気。ツッコミ役不在のため、登場人物全員が繰り出す怒涛のボケを誰も止められない状態に・・・でも最終的にはめでたしめでたし。 『...

綿菓子のような頭脳の持ち主、エムズワース卿の受難の日々。やっぱり果てしなく笑える。 田舎の荘園が舞台のためか、ジーヴスシリーズよりはのんびりまったりした雰囲気。ツッコミ役不在のため、登場人物全員が繰り出す怒涛のボケを誰も止められない状態に・・・でも最終的にはめでたしめでたし。 『ブランディングス城を襲う無法の嵐』は特によかった。 毎晩一話ずつ、ゆっくりと楽しみたい一冊。

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2011/06/12

エムズワース卿と彼を悩ます次男坊フレディをめぐる短編集。「エムズワース卿とガールフレンド」と「セールスマンの誕生」が良かった

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2011/04/24

いやーん。だいすきーーー!と叫びたくなるほど、面白い。さすがユーモア小説の大家、ウッドハウス。 一度に読み切るのが勿体なくて、毎晩寝る前に1編ずつ読んで、眠りに落ちるまで、その余韻を「うふふ…」と楽しんでました。 とてもイギリス的で良い。訳文も素晴らしいです。

Posted byブクログ

2009/10/11

世界中にファンがいるというユーモア小説の大家ウッドハウス、代表作はジーヴス物の次に人気があるのがこのエムズワース卿物だとか。 これが面白い! 訳文が生き生きしていて素晴らしいんです〜水を得た魚のよう? 主人公は第9代エムズワース伯爵クラレンス・スリープウッド。 脳みそは綿菓子のよ...

世界中にファンがいるというユーモア小説の大家ウッドハウス、代表作はジーヴス物の次に人気があるのがこのエムズワース卿物だとか。 これが面白い! 訳文が生き生きしていて素晴らしいんです〜水を得た魚のよう? 主人公は第9代エムズワース伯爵クラレンス・スリープウッド。 脳みそは綿菓子のようで性格はおっとり、願いは美しいブランディングス城でのんびり平和に暮らすこと。 末っ子のフレディはトラブルメーカーですが、ほかの子供達は巣立ち、奥方は既になく、最強の妹レディ・コンスタンスに脅されながら貴族の義務を果たそうとしています。 最大の関心事は品評会に出すカボチャや見事な豚のことで、弱いおつむはほとんどいっぱい。 頑固者の庭師に気を遣う有様も面白おかしく語られます。 フレディはバーティにちょっと似ていますが、アメリカの富豪の娘と結婚後はセールスに才能を発揮するという意外な展開に。

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2009/10/04

ちょっと間抜けな英国貴族のエムズワース卿が、 息子や親戚に振り回される面白おかしいお話。 ほっと楽しい気分になりたい時に、ぜひ。

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2009/10/07

毎晩楽しみに読んだのが、P・G・ウッドハウスの『エムズワース卿の受難録』(文藝春秋)。登場人物全員、頭のねじがかなりゆるんでいて、それが破壊的・芸術的なレベルの高さにあるのが素晴らしい。なのに、ジーブスシリーズのようなハイテンションなドタバタにならず、癒し系とでもいうべきトーンに...

毎晩楽しみに読んだのが、P・G・ウッドハウスの『エムズワース卿の受難録』(文藝春秋)。登場人物全員、頭のねじがかなりゆるんでいて、それが破壊的・芸術的なレベルの高さにあるのが素晴らしい。なのに、ジーブスシリーズのようなハイテンションなドタバタにならず、癒し系とでもいうべきトーンになっているのは、ブランディングス城という美しい荘園が舞台だからか。現実を思い切りひねり回したコメディ(モンティパイソンとか)って、イギリスの得意技だけど、ブランディングス城シリーズは、いまや存在しない桃源郷みたいなところが舞台になってる、荘園シットコム。うーん、もろにバカ殿ですね。ぼおっとしたお殿様って、もしかして万国共通の愛されキャラなのか。 ウッドハウスの語り口調も、ジーブスの時よりも登場人物全員を激しく喜劇的に見せている。ここまでとぼけた文章を書けること自体に感心してしまいます。 中でも、「豚、よォほほほほーいー!(Pig-hoo-o-o-o-ey!)」は最高傑作。本当にふざけてる。完全に落語的。

Posted byブクログ

2009/10/04

●いやーんピンクの装丁が超可愛いーんvv (v_v) このピンクのベリキュー☆な装丁は、エムズワース卿の綿菓子の如くぼよよんとした脳にジャストフィット☆ まさにお見立てどおり♪ ●舞台は、19世紀あたりのふるきよきイギリスの片田舎。ふわふわと夢みるお殿様♪ エムズワース卿の脳は、...

●いやーんピンクの装丁が超可愛いーんvv (v_v) このピンクのベリキュー☆な装丁は、エムズワース卿の綿菓子の如くぼよよんとした脳にジャストフィット☆ まさにお見立てどおり♪ ●舞台は、19世紀あたりのふるきよきイギリスの片田舎。ふわふわと夢みるお殿様♪ エムズワース卿の脳は、約95%がじぶんとこの農作物によって常に占拠☆  しかし、彼の平穏な生活は、ボンクラ息子・口やかましい妹(※「鉄血」と言う説明は完璧だと思う)・スコッチの庭師およびよくわからん親戚筋によって、今日もきょうとてかき乱されるのでした・・・・・しかし5秒で忘れる鳥頭=ロード・エムズワース。 すごいぞ?  ガミガミと喋り終わった相手が部屋を出て行くかどうかって間に、すでに記憶がうっすらボンヤリしてくんだぞ??  ・・・・・・・・て。 そーれーはー、やまいじゃないのかあ!? 頭の中の消しゴムがはりきって活動中じゃないんかーー!!? ●・・・にも関わらず。なぜか事態はいいように解決してしまうんであった。なぜだ。 ものっそいいきあたりばったりなのに。 おかげでこれのあと新喜劇を見ると、たいへん理論的に構築されてるように思えます。 とはいえ誤解ないように。 強調しておきますが、素晴らしい小説ですよ? こんなにほんわかv な読後感は、正直ひさびさ。ここんとこ読んだ中でベストに推して悔いなし! ながら読みにも最適! ●まったく同じ装丁で、そのまま文庫本になったら、おりぼんかけてプレゼントしたい一冊。うわほめたなあ自分(笑)

Posted byブクログ