孤高の恋人 の商品レビュー

ドナ・クレイトン(著者),佐藤たかみ(訳者)

2009/10/04

水質汚染の犯人として逮捕された父の容疑を晴らすため、弁護士のリビーはプロスペリーノの町に帰郷した。マスコミや市民の非難にさらされて立ち往生していると、見知らぬ男性が現れて助け出してくれた。いったい誰なのだろう?いぶかりながら帰宅したリビーはぎょっとした。前庭にあの男性が立っていたのだ。彼はレイフと名乗り、昔リビーの父に世話になった恩を返すため、調査を手伝わせてほしいと申し出た。まるで知らない男性とともに行動することに不安を覚えつつも、彼の不思議な目の光に促されるように、リビーはうなずいていた。

辛い子供時代だったからといって自分の殻に閉じこもって良いわけがない。そのあたりヒーローは子供。ヒロインが必死になっているのに事実を隠していたりもするし。それでもヒーローが紳士なことは確か。