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だから山谷はやめられねぇ の商品レビュー

3.5

10件のお客様レビュー

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2015/03/12

面白いは面白いのだが、どーも大昔の山谷を上っ面だけとはいえ見てきている身としては、エラくライトだなと。学生が逃げる場所じゃぁ無いんじゃないかな。表現悪いが吹き溜まりの集まりなんだから。今は大分その匂いが消えちゃってるけどね。ただ面白おかしく書いているのではなく、若い人の体験記とし...

面白いは面白いのだが、どーも大昔の山谷を上っ面だけとはいえ見てきている身としては、エラくライトだなと。学生が逃げる場所じゃぁ無いんじゃないかな。表現悪いが吹き溜まりの集まりなんだから。今は大分その匂いが消えちゃってるけどね。ただ面白おかしく書いているのではなく、若い人の体験記として書かれているところは良い。

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2011/06/23

アウトロー大賞受賞作品。 これは面白い ノンフィクションだから 非常にリアルです。 今も昔も問題になっている「雇用」について 下請日雇い労働者の立場から見た話 著者の塚田氏は当時大学院生で 大学にあまり行かず 日雇労働者として 現場での体験した生々しい生活や体験を基...

アウトロー大賞受賞作品。 これは面白い ノンフィクションだから 非常にリアルです。 今も昔も問題になっている「雇用」について 下請日雇い労働者の立場から見た話 著者の塚田氏は当時大学院生で 大学にあまり行かず 日雇労働者として 現場での体験した生々しい生活や体験を基にした本。 今まで知らなかった世の中が ちょっと垣間見えた そんな感じです

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2010/05/30

どこにも「それが当たり前」と思っている人がいるもんで、ということは今自分に与えられた環境を当たり前と思ってはいけないな、なんてそんなことを考えた本でした。 それにしてもほぼ同い年でこの経験。尊敬するわ。

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2010/05/23

5月23日読了。就職について悩み、大学院に進みながら山谷で日雇い労働に従事した著者によるルポ。山谷、寿町などのドヤ街やホームレスとして生きる人々の存在はもちろん知っているし、その実態について興味はあるのだが、道で遭えば目をそらすだろうし関わり合いを避けるであろうもの。著者の体験は...

5月23日読了。就職について悩み、大学院に進みながら山谷で日雇い労働に従事した著者によるルポ。山谷、寿町などのドヤ街やホームレスとして生きる人々の存在はもちろん知っているし、その実態について興味はあるのだが、道で遭えば目をそらすだろうし関わり合いを避けるであろうもの。著者の体験は生々しく、とても面白い。・・・山谷や飯場は確かに「社会不適合者の吹き溜まり」ではあるのだが、オシャレや恋愛などの楽しみをシャットアウトさえすれば、少なくとも「生きる」ことはできるし、仲間もいて安心を得られる場所でもあるという指摘は確かに、そうなのかもしれない。メディアの情報に振り回されない分、フリーターとして都市で生きるよりは精神的にラクに生きられるのかもしれないな。ただ、工事現場の作業の実態など、長生きできる職種では決してないようだ。

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2009/10/04

7月。子どもの感想文みたいな文体なのに最後まで嫌にならず読めた。作者は自分に正直に書き通すことだけが俺にできることだ!というような姿勢があって気持ちよく読めたのかも。

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2009/10/04

何も考えず高校を卒業しなんとなく就職した自分が最近,生きにくく感じるので,著者が体験しようと行動したのはすごいと思う。 ただし,読んだあと満足感は得られなかった。

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2009/10/04

大学院生の「僕」が山谷で、過酷な労働状況の飯場で、過ごした日々 本の中の男達の日々は、客観的に見ればお金も時間も空虚に舞っている。 工事現場で、日雇いの現場で、一生懸命働く。 得たお金は将来に投資するでもなく、自分のギャンブルや酒など日々の欲望に忠実に使う。 生き方に選択肢が...

大学院生の「僕」が山谷で、過酷な労働状況の飯場で、過ごした日々 本の中の男達の日々は、客観的に見ればお金も時間も空虚に舞っている。 工事現場で、日雇いの現場で、一生懸命働く。 得たお金は将来に投資するでもなく、自分のギャンブルや酒など日々の欲望に忠実に使う。 生き方に選択肢がないわけではない。 彼らは自ら自由気ままに生きることを選んだ。世間の一般的な幸せからは遠のくのと引き替えに。 ただ、彼らが送ってきた人生での選択肢は世間の人より狭かったことも事実 就職活動中の今、自分がどう生きたいのかを考える。

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2009/10/04

タイトルとジャケに惹かれたので購入したところ、おもしろすぎて1日で読んでしまった。山谷や飯場の生活を綴った文章もいいが、著者の葛藤が特に良い。

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2009/10/04

淡々とし過ぎて日記を読んでるみたいだったけど「アングラゾーン潜入ルポ」みたいな、怖いもの見たさの斜に構えた書き方のものでなかったのが良かった。

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2009/10/04

この本はノンフィクション小説。 「山谷」(さんや)というのは、東京都台東区にある。 肉体労働を専門に扱う日雇い労働者が密集して住んでいる地域で、「ドヤ街」ともいわれる場所だ。 確か「あしたのジョー」にも、山谷のドヤ街に住む丹下段平たちが描かれていたので、ここからイメージでき...

この本はノンフィクション小説。 「山谷」(さんや)というのは、東京都台東区にある。 肉体労働を専門に扱う日雇い労働者が密集して住んでいる地域で、「ドヤ街」ともいわれる場所だ。 確か「あしたのジョー」にも、山谷のドヤ街に住む丹下段平たちが描かれていたので、ここからイメージできるのではないだろうか。 作者は大学生の時に就職活動に矛盾を感じ、未知の世界であるこの山谷に飛び込み、180日を日雇いの飯場で過ごすこととなる。 その様子を描いたのがこの小説だ。 山谷で働いている人たちは、ホームレスとは違う。 安い金額のドヤに部屋を借り、土木作業の飯場を行き来してその日の収入を得る。 煩わしい人間関係は無い。そのかわり、生活の補償も無い。 。 オレのようなサラリーマンは、モロここで言う「哀れな飼い犬」そのものなのだ。

Posted byブクログ