1,800円以上の注文で送料無料

モーツァルトは子守唄を歌わない の商品レビュー

3.7

12件のお客様レビュー

  1. 5つ

    2

  2. 4つ

    4

  3. 3つ

    3

  4. 2つ

    1

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2014/11/05
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

[ 内容 ] 第31回江戸川乱歩賞受賞作。 楽譜に隠されたモーツァルトの死の真相とは!? ベートーヴェンと愛弟子チェルニーが、ウィーン宮廷、フリーメーソンの影がちらつくなか、謎に挑む。 [ 目次 ] [ 問題提起 ] [ 結論 ] [ コメント ] [ 読了した日 ]

Posted byブクログ

2013/04/06

探偵役ベートーヴェンと、弟子チェルニーの掛け合い漫才のような会話が絶妙です。作者の音楽への造詣の深さに加え、暗号解読の要素を取り入れるなど見所が多いミステリです。あの有名な映画とかぶっちゃたのが残念です。

Posted byブクログ

2012/02/07

ピアノの先生にお借りした。作曲家が身近に感じられて楽しい。もう少したくさんうんちくが含まれていてもよかったかな。

Posted byブクログ

2012/01/06

文体も軽く、内容も嫌味なく、とても読みやすくて楽しめた。 史実とフィクションの絡むバランスがちょうどいいので、史実に振り回されすぎてWikipediaを読んでいるような気にもならず、創作が過ぎて同人誌風にもなっていないところが作者の腕かと。 ただ、借り物でなければ読まないかなと言...

文体も軽く、内容も嫌味なく、とても読みやすくて楽しめた。 史実とフィクションの絡むバランスがちょうどいいので、史実に振り回されすぎてWikipediaを読んでいるような気にもならず、創作が過ぎて同人誌風にもなっていないところが作者の腕かと。 ただ、借り物でなければ読まないかなと言う軽さではある。

Posted byブクログ

2011/10/29

ホームズ「ベートーベン」と、ワトソン「ツェルニー」と、モーツァルトの隠し子と噂される女性歌手がモーツァルトの死の真相を追う歴史&音楽ミステリ。 ベートーヴェン、ハイドン、ツェルニー、シューベルト、サリエリ等々。登場人物も豪華。確かに同時代だったな、とか。著者も周囲もコメントして...

ホームズ「ベートーベン」と、ワトソン「ツェルニー」と、モーツァルトの隠し子と噂される女性歌手がモーツァルトの死の真相を追う歴史&音楽ミステリ。 ベートーヴェン、ハイドン、ツェルニー、シューベルト、サリエリ等々。登場人物も豪華。確かに同時代だったな、とか。著者も周囲もコメントしてるようですが、映画「アマデウス」の後に発表(アマデウス公開時に清書されてたらしい)というタイミングが悪かったらしいので評価は低いようですが、でも面白い。この内容でも映画化してほしい・・・。

Posted byブクログ

2011/06/12
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「モーツァルトは子守唄を歌わない」というタイトルですが、主人公はベートーヴェンと弟子のツェルニー。この2人がシャーロックホームズとワトソン君さながらにモーツァルトの死の真相に迫る、というお話です。映画「アマデウス」が制作されるよりずっと前に書かれた小説で江戸川乱歩賞も受賞したミステリーです。とはいえベートーヴェンとツェルニーのボケと突っ込みがとても面白く、パタリロの作者である魔夜峰央さんのイラストがピッタリです。 漫画化もされましたが絶版になり、モーツァルト生誕の年に復刻されました。市場に出回っているうちにお読みになることをお勧めします!

Posted byブクログ

2010/12/17

モーツァルトの死と子守唄。その周囲で起きる殺人事件。謎を解くのはベートーベンと弟子のチェルニー。音楽やヨーロッパが好きならきっと楽しめる設定だと思います。 ベートーベンとチェルニーのやりとりは漫才の様で、何度も笑いが込み上げました。しまいには師匠の方が本気で漫才師になろうと言い...

モーツァルトの死と子守唄。その周囲で起きる殺人事件。謎を解くのはベートーベンと弟子のチェルニー。音楽やヨーロッパが好きならきっと楽しめる設定だと思います。 ベートーベンとチェルニーのやりとりは漫才の様で、何度も笑いが込み上げました。しまいには師匠の方が本気で漫才師になろうと言い出します(笑) 子守唄の暗号は音楽の知識が無いと少し難しいかもしれませんが、最後まで楽しめるものでした。

Posted byブクログ

2010/11/09

モーツァルトの死をめぐる謎解き仕立て。 ベートーヴェンとチェルニーのコンビは、まるで漫才。 フリーメイソンについても、かなり面白く書かれている。 なによりも、音楽ネタは笑えるものがいっぱい。 それぞれの作曲家のキャラクターと、「いかにも」といったエピソードがたまらなく可笑...

モーツァルトの死をめぐる謎解き仕立て。 ベートーヴェンとチェルニーのコンビは、まるで漫才。 フリーメイソンについても、かなり面白く書かれている。 なによりも、音楽ネタは笑えるものがいっぱい。 それぞれの作曲家のキャラクターと、「いかにも」といったエピソードがたまらなく可笑しい。

Posted byブクログ

2010/09/28

ウィーンを舞台に活躍するベートーヴェンとその弟子チェルニーの物語、なわけだが、作中人物の名前が覚えにくいったらない!おまけに(私だけかもしれないが)歴史背景もよくわからないまま進み(作者の説明が悪いと思う)、楽譜もチンプンカンプン、その謎解きもわけわからんまま読み進めていき、なん...

ウィーンを舞台に活躍するベートーヴェンとその弟子チェルニーの物語、なわけだが、作中人物の名前が覚えにくいったらない!おまけに(私だけかもしれないが)歴史背景もよくわからないまま進み(作者の説明が悪いと思う)、楽譜もチンプンカンプン、その謎解きもわけわからんまま読み進めていき、なんとか読破したときはちょっとした解放感があった。 まあベートーヴェンとチェルニー、シューベルトの絡みは読んでて楽しかったから、それが救いといえばそうかな

Posted byブクログ

2009/12/04

明智小五郎に小林少年、シャーロック・ホームズにはワトソン。古畑任三郎には今泉…もとい、西園寺くん。探偵ものミステリーの魅力のひとつは、探偵と助手との絶妙なコンビネーション。この作品では、かのベートーヴェンが主役の探偵を務め、助手は弟子のチェルニーくん(ピアノの教則用となっている曲...

明智小五郎に小林少年、シャーロック・ホームズにはワトソン。古畑任三郎には今泉…もとい、西園寺くん。探偵ものミステリーの魅力のひとつは、探偵と助手との絶妙なコンビネーション。この作品では、かのベートーヴェンが主役の探偵を務め、助手は弟子のチェルニーくん(ピアノの教則用となっている曲をたくさん残したひと)。 モーツァルトの死後18年を経て、1曲の「子守唄」の譜面が彼の作品として発表された。その譜面を売り出した譜面屋が死体となって、演奏会リハーサル中の劇場で発見されるところから、物語はスタート。死体の発見者となってしまったベートーヴェンとチェルニーが、譜面屋の死と「子守唄」の譜面の謎を追いはじめると、次々に新たな事件が起こり、命まで狙われだす。少しずつ解き明かされる謎の裏には、思いがけない大きな力の存在が見え始め… 歴史上の実在人物が登場し、ストーリーも実際にささやかれる噂がもとにあったりするらしいのですが、これは完全なミラクル・パロディー・フィクションとして読むべき作品でしょう。実際、この手の史実や音楽的な素養とは全く無縁の私は、以前も今回もその辺の事情まったく無視で、単純に楽しみました。 ベートーヴェンというと、音楽の教科書なんかに載ってた超不機嫌オヤジのイメージがあるけれど、この物語の探偵・ベートーヴェンは、なかなかにかわいらしいところが感じられる。チェルニーくんは17、8くらいの少年らしいが、妙に大人で、抜け目なく、冴えてる。素直じゃない憎まれ口を叩きあう2人だけれど、‘師弟愛’が感じられて、なんだかとってもいいコンビ。エンディングで、ベートーヴェンがチェルニーと、作曲家の師匠と弟子とは違うコンビを組むことを考えてるんだけど、実際そのコンビ見てみたい!そう思わせられるキャラクターになってます。

Posted byブクログ