カメリア・カタルシス 魔女と犬 の商品レビュー
48:読んでみたかった西魚リツコさんの作品。地の文に口語が交じるのにすごく違和感がありました(その部分の視点を持つキャラの独白という意味ではなく)。ストーリーの軸も金属イオンの人体への影響や粘菌、とまじめな科学なのに、どうにも文体とのアンバランスさが気になって……。二作目の「オリ...
48:読んでみたかった西魚リツコさんの作品。地の文に口語が交じるのにすごく違和感がありました(その部分の視点を持つキャラの独白という意味ではなく)。ストーリーの軸も金属イオンの人体への影響や粘菌、とまじめな科学なのに、どうにも文体とのアンバランスさが気になって……。二作目の「オリザ・ハーモニウス」も借りてきたけど、読まずに返却することになりそうです。
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この人の作品は間違いなく面白い、とはいえ「メキト・ベス」全3巻と「暁と黄昏の狭間」全6巻一気読みのあとでは、この「魔女と犬」シリーズ二作は、大分毛色がちがうことにちょっと戸惑った。本格ファンタジーといわゆるYAノリの違いである。 とはいえ、物語構造としての推理小説出身の謎解き、...
この人の作品は間違いなく面白い、とはいえ「メキト・ベス」全3巻と「暁と黄昏の狭間」全6巻一気読みのあとでは、この「魔女と犬」シリーズ二作は、大分毛色がちがうことにちょっと戸惑った。本格ファンタジーといわゆるYAノリの違いである。 とはいえ、物語構造としての推理小説出身の謎解き、場面展開のスリルとサスペンスの巧みさ、キャラクターの個性的な魅力は、ぐいぐい読ませる物語のダイナミクス、面白さとして共通であり、そして何よりも個人的には、一見一番どうってことのない人物の日常生活の裏側に密やかに隠された濃厚に暗く重くすさまじさを秘めた心理描写の圧巻に感服してしまう。 どうしても、不快を感じてしまう、からりとした底なしの残酷さへの恐怖も必ず味わわされるんだけどね。 元は漫画家。漫画の方も読まねば。
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道端にて、眠っている青年を発見して、人様の家まで連れていった。 それだけなら普通の話ですが、そこからが…凡人には思いもつかない発展が。 ころころ、とまではいいませんが、視点が変わっていきます。 あちらの心情、こちらの心情、と人それぞれの下地が分かりやすく 何故、どうして、何が、...
道端にて、眠っている青年を発見して、人様の家まで連れていった。 それだけなら普通の話ですが、そこからが…凡人には思いもつかない発展が。 ころころ、とまではいいませんが、視点が変わっていきます。 あちらの心情、こちらの心情、と人それぞれの下地が分かりやすく 何故、どうして、何が、というのはするっと入りこんできます。 が…主人公が分かりにくい。 多分、彼、が主人公なのです…よね? 研究者、というのがよく分かる利己主義なクライマックス。 この後、己の信じていた世界がくるっと変わりそうな 彼女の姉の心情も気になります。 しかし、何故最後に登場人物欄があるのか。 これだけは謎です。
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この表紙はどうなの?って大学で言われたww 中身は普通にミステリー推理小説かな。 植物は人間の思考を理解しているのか。とか、科学的な内容も含まれていて、面白かった^^
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犬井さんに惚れて買いました。 漫画家から転向された著者さんなのですこーし文章と物語りは微妙。 しかし、犬井さんが好きだから全ては許されます。
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