山崎豊子全集(21) の商品レビュー
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とても読み応えのある本です。 山崎豊子さんの本は、初めて読みましたが、全巻一気に読んでしまいました。 私は通常は、様々な本を平行して読むのですが、この本にはまり、こればかり読んでしまいました。 巨大企業と個人との戦いを通じて、社会の不条理さ、人間の欲やプライド、良心などとてもよく書かれています。 それもそのはず、著者が実際に起きたことを綿密な取材を通じて書き上げた本なので、これほど迫力のある本が書けているのだと思います。 また、人間の醜い本性とは対照的に描かれているアフリカの自然の描写がすばらしく、アフリカに興味はあまりありませんでしたが、この本を読んでアフリカに行ってみたくなりました。 とてもおもしろく、ぜひおすすめしたい本です。
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二つの祖国に続き2作品目の豊子さん??隅々の描写まですごく丁寧で、この本を書くために半端なく勉強されたんだろうなぁと思わされる。細部まで細かい描写でどんどん引き込まれて、あっという間に読めてしまう?
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週刊新潮連載時、週刊新潮がJAL機内から姿を消したというエピソードを持つ『沈まぬ太陽』。報復人事、御巣鷹山、利潤追求…、その人間模様と社会性、壮絶な事故の描写は他の追随を許さない生々しさがあります。『白い巨塔』の財前&里見助教授を彷彿とさせる恩地&行天の対決も怖い…。巻末の取材協...
週刊新潮連載時、週刊新潮がJAL機内から姿を消したというエピソードを持つ『沈まぬ太陽』。報復人事、御巣鷹山、利潤追求…、その人間模様と社会性、壮絶な事故の描写は他の追随を許さない生々しさがあります。『白い巨塔』の財前&里見助教授を彷彿とさせる恩地&行天の対決も怖い…。巻末の取材協力者と主要参考文献の一覧も圧巻です。
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不当な人事でアフリカに飛ばされたり、嫌な仕事をさせられたり。 それでも会社にいてめちゃめちゃ仕事もしてる姿はすごい。 かなりの長編だったけど全体的におもしろかった。
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