ふうらい指南 の商品レビュー
風野真知雄の作品群は、気軽に読めながらも、人の心の温かさが伝わる良い作品が多いということだ。 これは、大きな盗賊を捉えようとしている捕物の真っ最中に、後ろから強い殺気を覚えて、切り結ぶとそれは配下の物だったため、火盗改め同心をやめ息子に譲り隠居になった男が主人公だ。 もともと...
風野真知雄の作品群は、気軽に読めながらも、人の心の温かさが伝わる良い作品が多いということだ。 これは、大きな盗賊を捉えようとしている捕物の真っ最中に、後ろから強い殺気を覚えて、切り結ぶとそれは配下の物だったため、火盗改め同心をやめ息子に譲り隠居になった男が主人公だ。 もともととんでもない凝り性で武芸百般を取得している。それを野天のどうじょうでつきっきりでしなんしようという。 『ふうらい指南 武芸百般 勝ちもせず 負けもせず』という看板を掲げている。 勝負という物、なまじっか勝敗を決するばかりでは、怨恨も残ろうという物、、、という考えだ。 そんな矢沢冬馬は凄腕の鬼の元火盗改め同心。 今でも何かと頼りにされてるのであった。
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シリーズ第一作目 ほんと、風野さんの小説は読みやすい。 後に残らないといえば残らない話なんですけど、そういう気楽さも良いものです。 清八の団子と、おせいの煎餅が食べてみたいですな。
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L 手ほどき冬馬事件帖1 火盗改め同心を隠居した爺が武道の指南を依頼者にマンツーマンで教えながら恋あり、元職場の悪を暴いたり・・・。 この作家はどうも軽いご都合主義的なイメージが先行していたのだけれど、これは案外そんなところを感じることなく読める。ただありがちといえばありがち...
L 手ほどき冬馬事件帖1 火盗改め同心を隠居した爺が武道の指南を依頼者にマンツーマンで教えながら恋あり、元職場の悪を暴いたり・・・。 この作家はどうも軽いご都合主義的なイメージが先行していたのだけれど、これは案外そんなところを感じることなく読める。ただありがちといえばありがちか。特にひねりがないのが残念。
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いやー、いい! 好きな感じのお話です。隠居した元火盗改めの冬馬さまが奮闘するのです。火盗改めってのがいいじゃないか!飄々としているかと思えば、おあきにポーっとなってみたり、かわいい。いろんな武道に通じているっていうのもかっこいいのである。続きが楽しみー!
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久々に読んだ時代もの。 1話完結形式の連作。 火盗改めを退職した冬馬のゆるりとした余生と事件を描く。 通勤や出張にはぴったり的な印象の強いライトノベル。 あまり時代考証もなく、これで受けるなら、参考にする価値アリ...かも?
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