県庁の星 の商品レビュー
とってもオモシロイ!!
ずっと優等生を貫いてきた、エリート・野村は県庁の職員。民間人事交流研修という名目で出向いた先は田舎のスーパー。それは、彼にとって未知との遭遇だった……。ステレオタイプな展開だけど、面白い。
yoko
最初はスーパーでの仕事を馬鹿にしていた県庁さん。徐々に目標に向けて頑張っていく姿が良かった。話は予想できたが、映画も見てみたい。
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映画で見たことがあり、懐かしくて手に取りました。 主人公は元々嫌な奴という設定なのですが、落ち込んでいる男友達を慰めて家に泊めたりする側面もあるので、個人的には嫌いにならず読み進めました。 そのせいか、心変わりのきっかけがイマイチ描かれていなかったように思え、盛り上がりに欠けた感...
映画で見たことがあり、懐かしくて手に取りました。 主人公は元々嫌な奴という設定なのですが、落ち込んでいる男友達を慰めて家に泊めたりする側面もあるので、個人的には嫌いにならず読み進めました。 そのせいか、心変わりのきっかけがイマイチ描かれていなかったように思え、盛り上がりに欠けた感がありました。
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県庁のエリートが研修で民間企業に出向する話。読む前から内容が容易に想像できる。最初のうちは立場思想の違いからお互い全く打ち解けられないが、あることをきっかけに始まった協業を進めて行くうちに徐々に相互理解が深まってゆく、おおよそそのような筋だろうと思っていたら果たしてその通りだった...
県庁のエリートが研修で民間企業に出向する話。読む前から内容が容易に想像できる。最初のうちは立場思想の違いからお互い全く打ち解けられないが、あることをきっかけに始まった協業を進めて行くうちに徐々に相互理解が深まってゆく、おおよそそのような筋だろうと思っていたら果たしてその通りだった。典型的な異世界奮闘記。 数字だけでは見えないものがある、人を見ないとわからないことがある、そんなテーマもまたシンプルでわかりやすかった。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
他の読者さんの述べられました通り、本作はのちに織田裕二さん主演で映画化もされました。 ルネッサンスプロジェクトとその挫折のエピソードは映画のオリジナルだったのですね、原作を読んで、その展開が全くないことに驚き、かつ、小倉小百合(悪名高き○池百合子のオマージュ効きすぎな名前。笑)との議会討論の有名な場面も当然カットでした。 私はかねてよりいわゆるオタクをしてきて、実写によるB級映画化には、随分と悲しい思いを繰り返して味わって参りました。ところがどっこい。海賊と呼ばれた男、のだめカンタービレ、天皇の料理番、などなど……実写化の成功例、あるいは原作を上回るほど?におもしろいと思える名作も、数えるほどにはあったものです。 今回の県庁の星も、その珍しい例外の一つでした。他の読者さんも述べてもらっている通り、結婚詐欺の件は、どうにも冗長になってしまいました。とはいえ、映画での「二宮さん、ぼくはそんなに冷たい人間なんでしょうか。ぼくはそんなに他の人の気持ちが分からないのでしょうか」と涙していた場面の奥行きが増したのは興味深かったです。原作小説では、彼の合コン飲み仲間にいつも内心密かに嫉妬していた旨が明らかにされていますから。 仕事ができる一流より、三枚目でも大勢に慕われる親しみ深さを尊敬する。根底にそういう劣等感があったのだと知ってから映画を見ると、織田裕二さん演じる野村聡さんにさらに共感されることと思います。 Aチームとの連携の件は原作小説の方がしっかり厚みがあるので、そこを見どころに感じている人には大満足かと。個人的には、映画から見ていただくことを勧めます。繰り返しになりますが、私が実写映画化されたものの中でも、これは原作を上回るものだろうと思えた、数少ない名作映画と思いました。
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登場人物の成長が見られて、コミカル、爽やかな話で良いのですが、成長が唐突な感じが、、いきなり人が変わったようになっているので、成長過程がもっと丁寧に描かれていると良かったかも。ちょっと物足りない感じはしました。
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県庁さんめちゃくちゃ嫌な奴! 従業員も腐ってるし…と思っていたけど いい意味で予想通りストーリーで安心して読めました。 人の本質は見ようと思わないと見えない。 大切なことだと思います。
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始まりはテンポは良いが、あまり引き込まれなかった。中盤よりスーパーのパートの方との一体感で話は急に盛り上がり面白くなる 自分の気持ちの一枚下を捲るという考え方が興味深く、自分も日常で考えてみようと思った。 ラブロマンス要素は一切なく、結婚詐欺の話は物語的に要るのか?全然メインスト...
始まりはテンポは良いが、あまり引き込まれなかった。中盤よりスーパーのパートの方との一体感で話は急に盛り上がり面白くなる 自分の気持ちの一枚下を捲るという考え方が興味深く、自分も日常で考えてみようと思った。 ラブロマンス要素は一切なく、結婚詐欺の話は物語的に要るのか?全然メインストーリーと絡まって無いような気がします
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エリート地方公務員の覚醒と自立を描いた作品。 Chapter1〜3の3章と、プロローグおよびエピローグからなる。 * * * * * 主人公の野村聡はY県庁の上級職。事務処理能力は高いが、人間観察力も含めた世俗的な対応力に乏しいという、いわゆる学校秀才に...
エリート地方公務員の覚醒と自立を描いた作品。 Chapter1〜3の3章と、プロローグおよびエピローグからなる。 * * * * * 主人公の野村聡はY県庁の上級職。事務処理能力は高いが、人間観察力も含めた世俗的な対応力に乏しいという、いわゆる学校秀才にありがちなタイプです。だから理論先行で実態に目を向けようとしない。 その聡が一般企業での研修で変わっていく様がおもしろかった。 設定がうまいと思いました。 まず研修場所が総合スーパーというところがいい。デパートと違い世俗色が強い。市民の声に触れるという意味では、スーパーが適しているでしょう。 指導係の二宮泰子もいい。パートながら現場での判断力や対応力に優れている女性です。店長や副店長が本部の意向にのみ気を遣い、事なかれ主義で店舗経営に臨むヒラメ人間であるのとは対照的でした。 登場人物がやや類型的なのはコミカルな作品によくあるパターンで、物語を特に損ねるものではありません。寧ろ軽く楽しめるエンタメ作品として好もしい出来栄えになっていました。 スーパーでの研修を通して、県民の方にきちんと目を向けられる幹部候補生に成長した聡。「県庁の星」として輝く姿を見たい気がします。( 続編ないかな )
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
2006年(第3回)。9位。 県庁に勤めるエリート公務員が、県庁の命によりスーパーで働き、自らのマニュアル通りの働き方を改革するまで。 映画化されたな、見てないけれど。読みやすく、さくさく読める。
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