すぐわかる キリスト教絵画の見かた の商品レビュー
エル・グレコ展を見て、もっとキリスト教の宗教画で使われるシンボルなどについて知りたくなった。 お決まりのことを知っていれば、絵を深く鑑賞できることでしょう。 ⇒ URLはこちら https://blog.goo.ne.jp/pasobo-arekore2005/e/29d65...
エル・グレコ展を見て、もっとキリスト教の宗教画で使われるシンボルなどについて知りたくなった。 お決まりのことを知っていれば、絵を深く鑑賞できることでしょう。 ⇒ URLはこちら https://blog.goo.ne.jp/pasobo-arekore2005/e/29d65ba4dd9396827f62a293a39d374c 『2013/4/5 「エル・グレコ展に行きました」』 〜 Myブログ「パそぼのあれこれフリーク:Part2」 2013/04/06 予約 4/16 借りて読み始める。8/28 読み終わる。 内容と著者は 内容 : 登場人物は誰? テーマは? 何のシンボル? アトリビュート(持物・目印)は? 1000年以上にわたって描かれてきたキリスト教絵画の「約束ごと」を、名画でビジュアルに解説。 西洋美術がもっと面白く、深く理解できる。 著者 : 1940年、東京生まれ。東京大学文学部卒。TBS(東京放送)を経て、国立西洋美術館に勤務。 1970‐72年、西ドイツ(当時)政府給費留学生としてドイツに留学。 1979年より成城大学文芸学部に勤務。同大学教授
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イタリアに行くことになったので読んでみた本。 難しいことは書いてないので、かなりわかりやすいです。 全く知識を持っていない人(俺)が読むにはうってつけなのかもしれない。 でも、本気で勉強しようと思ってる人にはちょっと物足りないかも。
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以前途中まで読んで、二度目です。 美術館にいくたび、いつも気になる絵は宗教画が多く、この本を購入しました。 面白いです! 人間がいかに想像力豊かで、時におかしなことまで考えるものか、よくわかります。 けど宗教画の内容については時代背景を元にした、生活に沿った問題も多く、いつの時代...
以前途中まで読んで、二度目です。 美術館にいくたび、いつも気になる絵は宗教画が多く、この本を購入しました。 面白いです! 人間がいかに想像力豊かで、時におかしなことまで考えるものか、よくわかります。 けど宗教画の内容については時代背景を元にした、生活に沿った問題も多く、いつの時代も変わらないなぁとも思いました。
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読了。もっとちゃんと聖書について詳しかったらキリスト教絵画ももっと面白く見れるんだよなー。中高のおぼろげな知識しかないから、もっと勉強し世。でもこんなにたくさんの聖書の場面(+α)の絵画が残っているのは偶像崇拝が公認されているキリスト教ならでは。
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西洋絵画は好きですが、たとえばルーブル美術館に行っても、宗教画コーナーは早足で過ぎてしまう私。 キリスト教に対する基本知識が足りないため、絵を眺めても、テーマに含まれたメッセージを汲み取れない点を、いつも残念に思っていました。 この本は、絵に隠された宗教的意味を、名作を例に挙げて...
西洋絵画は好きですが、たとえばルーブル美術館に行っても、宗教画コーナーは早足で過ぎてしまう私。 キリスト教に対する基本知識が足りないため、絵を眺めても、テーマに含まれたメッセージを汲み取れない点を、いつも残念に思っていました。 この本は、絵に隠された宗教的意味を、名作を例に挙げて解説してくれ、まさに私が探していた内容でした。 旧約、新約聖書の中で、よく絵画のモチーフに取り上げられるシーンを、見開き2ページで説明してくれています。 初めの一枚がバーン=ジョーンズの『天地創造』シリーズ。 ラファエル前派の美女たちが天地創造を担当し、一日増えるたびに一人ずつ増えていくとのこと。 説明がないと、なんのことやらさっぱりわからないところでした。 やはり解説の力は大きいものです。 『放蕩息子』のテーマは、真意がわかりづらいと思っていましたが、宗教的意味も載っていました。 絵はジェームズ・ティソの「近代生活の放蕩息子より“異国にて”」。 舞台は日本の鴨川べりと思しき茶屋で、芸者遊びに興じる外国人が描かれています。 時代も場所も違うながら、モチーフを継いでいるものだというのがおもしろかったです。 知らなかったこともいろいろありました。 ゴルゴタとは「されこうべの丘」という意味だとか、十字架を運んだのは、たまたまその場に出くわしたシモンという男だったのが、悲劇性を高めるために、絵ではキリスト自身が運んだことになっているとか。 (シモンがいいとばっちりですね) キリストの真の顔(ヴェラ・イコン)という言葉から、「ヴェロニカ」という女性の名前が生まれたとか。 「ピエタ」とは、マリアがキリストを膝の上に抱いて嘆き悲しむ様子を指すとのことで、膝の上に乗せていない絵は、ピエタとは言わないようですね。 キリストは昇天したと言いますが、聖母マリアは被昇天といいます。 彼女は人間だから、天に上げてもらった、と、受け身的表現をとるとのこと。 被昇天聖母教会などありますが、キリストとの違いには気がつきませんでした。 聖人の絵も多数紹介されていました。 自分の斬られた両乳房を盆の上に持つ聖アガタは、正直、絵としては「サロメ」並みの怖さがあります。 また、竜を退治する「聖ゲオルギウス」は、竜(邪教のシンボル)を退治するということで布教を象徴する人物とされ、キリスト教に改宗した都市は女性の姿であらわされるそうです。 私も好きな聖人ですが、なんと歴史的根拠のない聖人として、カトリック教会は崇敬を認めていないんだそうです。 解説はどれもわかりやすく、読みやすいものでしたが、ただ一点申すべきは、群像絵画は、人物が小さすぎて、解説が載っていても絵で確認できないものが何点かあったところでした。 解説に見合うよう、該当箇所の拡大図を載せてほしかったです。 「すぐわかる」シリーズはほかにも出ているようなので、チェックしてみようと思います。
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