複雑系としての身体運動 の商品レビュー
テニスのフォアハンド・バックハンド動作による測定結果をベースに「動き」の複雑系的側面を説明している。 結局複数の動きの切り替えには局面の融合がある。そこをトレーニングすることで成績は上がるそうだ。熟練者ほどフォアとバックの間の「ニュートラル」局面をしっかり持っている。武道で言う...
テニスのフォアハンド・バックハンド動作による測定結果をベースに「動き」の複雑系的側面を説明している。 結局複数の動きの切り替えには局面の融合がある。そこをトレーニングすることで成績は上がるそうだ。熟練者ほどフォアとバックの間の「ニュートラル」局面をしっかり持っている。武道で言う自然体か。 また、複数の動きの間に迷いがあったり判断が入ると成績は落ちるという。これも複数の動きが局面を融合させた統合的動きとして身についているかどうかに関連する。 実験結果の方がボリュームが多く、サブタイトルの「環境のデザイン」は章末の考察でさらりと述べてある程度。
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