旅の指さし会話帳 ケニア(60) の商品レビュー
指さし会話帳は海外旅行に行く時よく買っているが、ケニア編の巻末コラムはとても面白かった。トゥルカナ地方を旅した著者の経験は、彼女の感動が伝わってきて、読んでいて涙が出てきた。また、スワヒリ語では名詞の部類ごとに特定の接頭辞がつくのだが、障がいを持った人には「人間クラス」ではなく「...
指さし会話帳は海外旅行に行く時よく買っているが、ケニア編の巻末コラムはとても面白かった。トゥルカナ地方を旅した著者の経験は、彼女の感動が伝わってきて、読んでいて涙が出てきた。また、スワヒリ語では名詞の部類ごとに特定の接頭辞がつくのだが、障がいを持った人には「人間クラス」ではなく「物クラス」の接頭辞がつくらしい。 『モハメド・アリが言っている。私達が何気なく使う「白黒つける」「ブラックリスト」「ブラックマーケット」という言葉は、黒は「悪」もしくは「汚れた」という否定的な意味を持っている、と』(p.92) 確かに。白が善で黒が悪という価値観はどこから始まったのか。私達が上記のような使い方をする時、黒い肌を持つ人はどう感じるか。物扱いをされるケニアの障がい者の人達はどう感じるか。ポリティカルコレクトネスについては「言葉だけを変えても意味がない」ということもあるだろうけど、やはり考えるべきことはあると思う。
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会話帳であり、スワヒリ語そのものを勉強するためのものではありません。しかし内容はとても充実。写真や絵も豊富なので眺めているだけでも楽しい。スワヒリ語はケニアでもタンザニアでも話されていて両国を旅行するときはぜひ持参することとオススメします。
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