オルファクトグラム(下) の商品レビュー
臭いが犯人を追い詰め…
臭いが犯人を追い詰める。設定や描写がすごいが、それを普通に読ませる筆力に尊敬。分厚い本2冊ですが、イッキ読みしてしまいます。
文庫OFF
上巻POPに、作者の…
上巻POPに、作者の丹念な下調べ・・・と書きましたが、なによりストーリーが面白いです。
文庫OFF
犯人を追い詰める部分…
犯人を追い詰める部分、とてもひやひやしました。でも、シリアスながらもコミカルさがあって楽しかったです。ラストの恋人と未来を語る場面、とても穏やかで大好きです。
文庫OFF
主人公のミノルは物理…
主人公のミノルは物理的な手がかりではなく、匂いだけを頼りに犯人を追う。たったそれだけの物語なのに、ここまで面白く読ませるのはさすがです。ミノルが自分の嗅覚に徐々に馴染んで行く様子も読んでいて楽しかったです。ラストも爽やかで心地良かったです。そして上下巻を読み終えて一番に思ったこと...
主人公のミノルは物理的な手がかりではなく、匂いだけを頼りに犯人を追う。たったそれだけの物語なのに、ここまで面白く読ませるのはさすがです。ミノルが自分の嗅覚に徐々に馴染んで行く様子も読んでいて楽しかったです。ラストも爽やかで心地良かったです。そして上下巻を読み終えて一番に思ったことは、美しい物語だな、ということ。ミノルが見ている“匂いの世界”が本当にとても美しい。私も一度で良いから見てみたいと思いました。
文庫OFF
主人公ミノルが犯人を…
主人公ミノルが犯人を少しずつ追い詰めていき、そして、いよいよ対決!という物語の流れに、ドキドキします。充分に楽しめた小説でしたが、ひとつだけ、不満な点をひとつだけ書かせてもらうと、下巻では、猟奇的連続殺人事件の犯人が犯行に到った背景がもう少し描かれていたらなと感じました。小説のラ...
主人公ミノルが犯人を少しずつ追い詰めていき、そして、いよいよ対決!という物語の流れに、ドキドキします。充分に楽しめた小説でしたが、ひとつだけ、不満な点をひとつだけ書かせてもらうと、下巻では、猟奇的連続殺人事件の犯人が犯行に到った背景がもう少し描かれていたらなと感じました。小説のラストがすごく良かっただけに、少し消化不良な部分があったのが残念です。
文庫OFF
物語の結末も匂いが関…
物語の結末も匂いが関係しています。巻末に著者が作品を書くに当たって参考にした文献が載っていますが、非常に匂いについて調べて書いているのがよく分かる作品でした。
文庫OFF
嗅覚をテーマにした読…
嗅覚をテーマにした読み応えのある作品、完結編。金字塔。
文庫OFF
こちらは下巻にあたる…
こちらは下巻にあたる。この本は面白く他人にも自信を持ってお勧めできるのでこの本自体には文句はないが、1つ注意するならば必ず上巻から読む、ということである。
文庫OFF
犯人に辿り着いてからはスピード感があってハラハラドキドキでした。犯人に絶対負けない!って思いながらも手に汗握りました。主人公のミノルにとって発達した嗅覚を得たことは決してハッピーエンドでは無かったのかもしれないけど、幼い頃に亡くなった双子の兄弟トオルと同じ景色を見られたことが何か...
犯人に辿り着いてからはスピード感があってハラハラドキドキでした。犯人に絶対負けない!って思いながらも手に汗握りました。主人公のミノルにとって発達した嗅覚を得たことは決してハッピーエンドでは無かったのかもしれないけど、幼い頃に亡くなった双子の兄弟トオルと同じ景色を見られたことが何かジーンときました。終わり方は未来のあるものだったけど、ちょっと切なくて可哀そうだったな。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
まず、匂いを目に見えるカタチとして表現してそれを、文章にするというトンデモナイ試みに度肝を抜かれた。 その視覚として感知する嗅覚をフル活用してこのストーリーは成り立っている。 少々難しい説明も必要不可欠で、彼独自の世界を見ることは出来ないものの、作者はそれをこちらにあらゆる文章で想像させようとしてくれた。 夢見心地で終始し、ハラハラする場面もあったがしっかりと匂いにより解決してくれる。 地道な下積みと経験、そして結末。 どのシーンも無駄ではない丁寧な作品でした。
Posted by