アニメーション学入門 の商品レビュー
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アニメーション研究者である津堅信之によるアニメーション学に関する新書。アニメーションに関する書籍は、作品や作家個々について論じたり、考察に終始するものが多いですが、著者がアニメーション史専攻ということで、本書では定義、歴史、そして技法など、もう少し大きな視点でアニメーションを論じています。本書を足掛かりとして、関連書籍を読んでいくと日本や海外のアニメーションの動きがダイナミックに見えてくるように思います。なお、本書は2005年発行のものなので、情報が更新されている2017年版を読むのをおすすめします。
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アニメーション学入門と銘打っているが、どちらかというとアニメーション史入門であろう。アニメーションのノウハウはほとんどなく、歴史を辿った形になっている。
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2005年刊行。著者は大阪芸術大学芸術学部非常勤講師。アニメーションを学術的に研究しようとする著者が、将来の議論の叩き台として、アニメーション関連の事実関係を、草創期から現代まで簡明に集積させた書。本書記載の通り、アニメーションの定義の難しさは好く認識できた。ただ、あえて厳密に定義づけする必要があるかは疑問で、暫定的に(長期に亘るだろうが)決め続けていけば足りるようにも。技術革新で将来いかようにも変わりそうなので…。その他は、戦後の国内事情のみならず、戦前や外国の情報にも広く目配せした内容で類書を見ない。 後者に関しては、1冊くらいこういう書があっても便利で、資料としては役立つ。
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[ 内容 ] いまや日本を代表する大衆文化であり、国内外で熱い注目を集めるアニメーションについて、あなたはどれだけ知っていますか。 アニメーションとは何を指すのか、どんな種類があるのか。 いつ、どこで、誰がどんな作品を創ったのか。 映画や美術や文学との関係は、そしてアニメビジネス...
[ 内容 ] いまや日本を代表する大衆文化であり、国内外で熱い注目を集めるアニメーションについて、あなたはどれだけ知っていますか。 アニメーションとは何を指すのか、どんな種類があるのか。 いつ、どこで、誰がどんな作品を創ったのか。 映画や美術や文学との関係は、そしてアニメビジネスとは? アニメーションのすべてが体系的にわかる、画期的な「アニメーション学」テキスト。 [ 目次 ] 日本アニメーションの現状と「アニメーション学」 第1部 総論―アニメーションとは何か(アニメーションとは何か アニメーションの歴史 アニメーションの分類 アニメーション研究の歴史と現状) 第2部 各論―アニメーションの広がり(日本のアニメーション 海外のアニメーション) [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]
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業界人物や作品紹介のほか、GAINAXがサークルからスタートするなどの設立経緯が書かれていた。アニメーションが発達した理由としては若年層を引き込んだことが大きいとしていた。海外アニメについても記述あり。
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学術的観点での入門書。 いわゆる日本のアニメに関することだけでなく、アニメーションとは何か? という原点からひも解いていくので、非常に興味深く面白かった。 また、海外のアニメーション作家が何人か挙げられており、そちらの方々の作品も見てみたいなと思った。
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