いっぽん桜 の商品レビュー
人情時代物…らしいが、くどくなくらず、さっと抜けていく涼しさがある。が、さっとしすぎていて、おそらく内容は忘れてしまうだろうなぁ。 表題作のいっぽん桜が一番よかったかな。
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家族の愛をしみじみと感じる短編集です。 季節毎の花が、物語と共に心に染みてきます。 すいかずらは、「忍冬」と書くそうです。 真冬の雪に遭っても葉をしぼませないことで付けられたそうな。 春の入口に出会って、気持ちを元気にさせてくれる花ですね…。 個人的には、今年の夏は桔梗に囲ま...
家族の愛をしみじみと感じる短編集です。 季節毎の花が、物語と共に心に染みてきます。 すいかずらは、「忍冬」と書くそうです。 真冬の雪に遭っても葉をしぼませないことで付けられたそうな。 春の入口に出会って、気持ちを元気にさせてくれる花ですね…。 個人的には、今年の夏は桔梗に囲まれていました。 毎年忘れられない花になりそうです……。
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この人の作品は、無理せずにサクサク読める感じ。でも話の終わりごろから どの話も 無理やり終わらせたような感じがあったけど。この短編集の話はどれも 無理がなかったような。一番好きな話は 「そこに すいかずら」かな。紀伊国屋文左衛門が登場して ちょっと リアリティもあったし。江戸の大...
この人の作品は、無理せずにサクサク読める感じ。でも話の終わりごろから どの話も 無理やり終わらせたような感じがあったけど。この短編集の話はどれも 無理がなかったような。一番好きな話は 「そこに すいかずら」かな。紀伊国屋文左衛門が登場して ちょっと リアリティもあったし。江戸の大商人の心意気と 商才をフルに活用して生きていく様が 面白かった。でも江戸の火事って この人の作品には 始終出てくるけど ほんとに こんなにしょっちゅう火事出してたのかねえ。
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江戸人情モノの短編集。 本の雑誌10月号の特集でオススメされ(?)、はじめて山本一力さんの本に手を出してみました。 江戸の様々な職業の描写にコダワリを持っておられるような気がします。 個人的には、表題作と土佐の話の2編がオモシロかったです。
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短編集でした。この方の時代小説は今まで読んだ中で外れがなかったので古本屋で購入。自分が時代小説を買うのは珍しいのですが。 表題の作品なんて現代の企業のようだなあ、なんて思いながら読みました。それを言ったら萩ゆれても武士社会を企業の縦割り社会に置き換えたらそうなのでしょうが。今...
短編集でした。この方の時代小説は今まで読んだ中で外れがなかったので古本屋で購入。自分が時代小説を買うのは珍しいのですが。 表題の作品なんて現代の企業のようだなあ、なんて思いながら読みました。それを言ったら萩ゆれても武士社会を企業の縦割り社会に置き換えたらそうなのでしょうが。今も昔も人間のやることなんてそんな変わらないのかも知れない。そして人と人との間に通う人情も。現実はつらいけれどもこの世の中、そう捨てたものでもない。読んだ後ほっとするお話でした。
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桜、萩、忍冬、朝顔、と、花を主題にした4篇の短編集。多くの人がレビューに書いているとおり、『萩ゆれて』が実に良かった。電車内で読んでたのですが、人目を気にせず浸れる環境で読みたかった。
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花を題材にした4編の人情時代小説。 どの話も温かみがあり読みやすい。 「萩ゆれて」が好きだなぁ。
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四話の短編からなる一冊。 それぞれ、人間の素直な気持ちが出ていたと思う。 時として、人の「想い」は 人の「喜び」「悲しみ」をつれてくる。
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山本一力3冊目。 ところどころたるんでるところもあるけど、全体を通していいストーリーが詰まってる。 ほっとしたい時にはオススメの一冊。
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秀逸なのは「萩ゆれて」 題名には「萩」、主人公の名は「兵庫」、物語の舞台となるのは「土佐」という作品。 (^o^) 廻りの反対を押して武士の暮らしを捨て、見初めた漁師の娘と添い遂げる若者の姿を著したハートウォーミングな話です。私はこうしたハッピーエンドが大好きです。
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