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十兵衛両断 の商品レビュー

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9件のお客様レビュー

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荒山氏得意の柳生、朝…

荒山氏得意の柳生、朝鮮、妖術が満載の連作短編集。ジャンルをいえば時代劇というよりもSFの要素の方が多い。

文庫OFF

2018/11/12

そんなに朝鮮が嫌いですか?って感じですね。(^^; 全体的に柳生一族対朝鮮妖術師って話なんですが、必ずしも柳生一族が正義の味方じゃないところにおもしろみがありますね。 全編通して主人公役はしっかり活躍していてかっこよかったと思います。 最後のエピソードが一番工夫されていて面白かっ...

そんなに朝鮮が嫌いですか?って感じですね。(^^; 全体的に柳生一族対朝鮮妖術師って話なんですが、必ずしも柳生一族が正義の味方じゃないところにおもしろみがありますね。 全編通して主人公役はしっかり活躍していてかっこよかったと思います。 最後のエピソードが一番工夫されていて面白かったです。

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2018/01/10

良かった。荒山徹はすごい人だ。良くもこんなにケレン味たっぷりのものが書けるものだ。 「徳川家康 トクチョンカガン」では朝鮮忍者の忍術が強すぎてバランスが悪いと思ったけど、この作品の魔術の使い方は適切だと思った。この作品のほうが出版が前なのだな。

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2019/12/16

いやあ、すごいね!何というか、こんなのあり?って感じです。 話は柳生一族と朝鮮妖術師の虚実乱れる戦いの物語で、その中心の柱は柳生十兵衛です。何と十兵衛が二人いたり、三度も死んだり、と、まぁ荒唐無稽もここまでいけば立派です。柳生なのに陰陽師である者が出てきたりと、まぁ何でもありです...

いやあ、すごいね!何というか、こんなのあり?って感じです。 話は柳生一族と朝鮮妖術師の虚実乱れる戦いの物語で、その中心の柱は柳生十兵衛です。何と十兵衛が二人いたり、三度も死んだり、と、まぁ荒唐無稽もここまでいけば立派です。柳生なのに陰陽師である者が出てきたりと、まぁ何でもありですね。 それも、引用文献(本当にあるの?)が引いてあったりして、いかにも本当らしく書いてあるんですね。作者は韓国留学経験があるので、さらにだまされやすくなって、めまいがしそうです。好き嫌いあるとは思いますが、エンターテイメントとしては読み応え有りますよ。

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2012/06/29

韓国に留学し、朝鮮半島の歴史・文化を学んだ著者が、その知識を土台にとんでもない話を展開する伝奇小説。朝鮮の歴史に感心して読み進めていると、いきなり歴史から跳躍して伝奇の世界に移るという、その感じがたまらなく楽しい。 出てくる剣豪も魅力的に描かれている。引用文にある十兵衛登場シーン...

韓国に留学し、朝鮮半島の歴史・文化を学んだ著者が、その知識を土台にとんでもない話を展開する伝奇小説。朝鮮の歴史に感心して読み進めていると、いきなり歴史から跳躍して伝奇の世界に移るという、その感じがたまらなく楽しい。 出てくる剣豪も魅力的に描かれている。引用文にある十兵衛登場シーンは、これだけで十兵衛の強さと性格と魅力が伝わる名文。興奮する。 歴史マンガ・小説を何作品か読んでいると、どうしても他の作品のキャラとして登場人物を思い描いてしまうオートクロスオーバーが起こるのが常だが、本作では朝鮮側の人、特に朝鮮王子がへうげものと混ざって大変なことになった。具志堅面の加藤清正に殴られながらも疋田文五郎に剣を習う朝鮮王子はヨン様面。 (http://kill.g.hatena.ne.jp/xx-internet/20090726/p1) 合わせて読みたい ・岩明均『雪の峠・剣の舞』(疋田景兼) ・山田芳裕『へうげもの』(朝鮮王子、沈惟敬、李舜臣) ・隆慶一郎『死ぬことと見つけたり』(鍋島勝茂・知恵伊豆) 荒山徹は全部読む。

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2011/10/02

凄いなぁ、朝鮮と柳生のことだけで、 よくこんな面白い話を沢山書けるなぁ。面白すぎだよ。 純厳とか正景とか、無名の人物をヒーローに仕立てるのも上手い。

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2010/02/25

十兵衛、三度死す―徳川家光の治世、兵法師範役・大和柳生家を朝鮮から到来した陰謀が襲う。韓人の呪術に陥れられ、強靱な肉体を失った一代の麒麟児。復讐の鬼と化した十兵衛は、流浪の末にもう一つの新陰流に遭遇する。太閤秀吉、さらには二代将軍の命さえ狙ってきた韓人たちとの間に、柳生一族は如何...

十兵衛、三度死す―徳川家光の治世、兵法師範役・大和柳生家を朝鮮から到来した陰謀が襲う。韓人の呪術に陥れられ、強靱な肉体を失った一代の麒麟児。復讐の鬼と化した十兵衛は、流浪の末にもう一つの新陰流に遭遇する。太閤秀吉、さらには二代将軍の命さえ狙ってきた韓人たちとの間に、柳生一族は如何なる因縁を秘していたか。戦国の世からつづく怨念に、死闘が終止符を打つ。 2009.12.23読了

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2009/10/04

著者様大真面目なのかふざけてるのか分かりませんが、 すみません、爆笑しました。 「陰陽師坂崎出羽守」という宇喜多家がちょっと登場する 凄まじい話が収録されてます。

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2009/10/04

柳生十兵衛は二人いた!? 朝鮮に新陰流が!? 山田風太郎も驚きの荒唐無稽な朝鮮妖術、朝鮮柳生に括目せよ。歴史の裏に朝鮮・妖術・柳生の異形の影を見出した伝奇作家、荒山徹の代表作。後の作品と比較しても奇想とエンタメのバランスが程よくとれた良質の短編集となっている。時代物に抵抗のある人...

柳生十兵衛は二人いた!? 朝鮮に新陰流が!? 山田風太郎も驚きの荒唐無稽な朝鮮妖術、朝鮮柳生に括目せよ。歴史の裏に朝鮮・妖術・柳生の異形の影を見出した伝奇作家、荒山徹の代表作。後の作品と比較しても奇想とエンタメのバランスが程よくとれた良質の短編集となっている。時代物に抵抗のある人も試しに読んで見ては? 

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