演じられた近代 の商品レビュー
確認先:稲城市立第一図書館 『声の国民国家』が浪花節であるならば、本書は「演芸」をその主題にすえていく。芸事を通じて国民という身体が形成され、かつそれ相応の身振り(パフォーマンス)が要求されていく姿、というのはなにも学芸会の小学生だけの話ではないのである(とはいえ、そうした学芸...
確認先:稲城市立第一図書館 『声の国民国家』が浪花節であるならば、本書は「演芸」をその主題にすえていく。芸事を通じて国民という身体が形成され、かつそれ相応の身振り(パフォーマンス)が要求されていく姿、というのはなにも学芸会の小学生だけの話ではないのである(とはいえ、そうした学芸会での演目の主題を掘り下げていくと、こうした国民という身体を要求するお題目が多いことも気がかりではあるのだが)。 一読して読解することは難しいかと思われるが、一読の価値はある。
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