少女には向かない職業 の商品レビュー
少女故の危うさ。 話はどっしり重くなってしまっても不思議じゃないのに、実際この小説では多少軽い感じになっています。 私は中学生の頃不満だったことを思い出し、少し懐かしくもなりました。
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砂糖菓子と構造が似ている気がするんですが、こっちの方が有体にいって面白くないので時間がない人は読んではいけません。
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20080430読了! いま旬の人ですね。 わたしは今回はじめてこの方の作品を手に取りました。(読書日記だけ既読。日記はちょうよかった!) 現在、直木賞さくひん「私の男」が積み本になっちゃってるわけですが、友人から 「いきなり"私の男"を読むと不幸になるぜ!...
20080430読了! いま旬の人ですね。 わたしは今回はじめてこの方の作品を手に取りました。(読書日記だけ既読。日記はちょうよかった!) 現在、直木賞さくひん「私の男」が積み本になっちゃってるわけですが、友人から 「いきなり"私の男"を読むと不幸になるぜ!」といわれました。 意味がわかりません。 でも、いちおう助言をたいせつにして、2,3作品消化してからいってみようかと。 うーん、静香さんのつくりが甘い。 静香のフルネームに「さつじんしゃ」とルビをふるほど、彼女はさつじんしゃではなかった。 むしろ主人公がさつじんしゃなわけで・・・静香はそそのかしてただけだよなあ。 あと、さいごに主人公たちが落ちるのもいやだなぁ。 最後の展開にドキドキしてたぶん、落ちちゃってざんねん・・・ ここはなにもなかったかのように日常に溶け込んでほしかった(←わたしのこのみにより あと、お兄さんの書きようがもうちょっとあったかなとおもってしまう。 なんだかあまりにも存在感がなさすぎてなー。要なのに。 おじいさんを殺したところの顛末にも手を入れて欲しい。 ・・・うーん、わたしが望むとどの作品も大長編希望、みたいになってしまうので、ラノベ愛好層をねらったんだとしたらこれでじゅうぶんなのかも。 文体がキラキラキラキラしていてまぶしい。 なんともきれいなぶんしょうを書くひとだなあ。 夏の描写がもんのすごくよかった。 一人称での文章展開のきれいさは、ここ数ヶ月よんだ作品のなかではダントツでした。 小説もいいけど、このひとは詩作もむいているのかもしれんです。 ストーリー的にいまいちピンとこなかった一作目ですが、つぎ「青年のための読書クラブ」です。 そのあと2,3読んで、直木賞よんで、それから赤朽葉家です。 わあ!積み本が増えてる・・・Orz
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何かぞっとする内容だった。 でも、人をそーゆー気持にさせるような文章かくこの人はやっぱり凄いと思う。
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☆2008・3 う〜んと唸らせる内容でしたぁ。舞台が殺伐とした都会じゃ無いトコが反って好かった。 中1の女子のやるせない気持ちが泣けます。母や友人とのやり取りで自分を見失ってる葵。 本当の自分を認めてくれる唯一の友(?)静香。バトルモードを隠していても、真実は少女でしか無い結末が...
☆2008・3 う〜んと唸らせる内容でしたぁ。舞台が殺伐とした都会じゃ無いトコが反って好かった。 中1の女子のやるせない気持ちが泣けます。母や友人とのやり取りで自分を見失ってる葵。 本当の自分を認めてくれる唯一の友(?)静香。バトルモードを隠していても、真実は少女でしか無い結末が泣かせます。
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ライトノベル出身作家だけあって、ミステリ・フロンティアで創刊されてますが、中身はとことんライトノベル風味漂ってます。これってミステリ?まぁ、これに限らず、ミステリ・フロンティアから出てる本って、ミステリなのかわかんないとこあるけれど。それに、設定的に貴志祐介の『青の炎』とついつい...
ライトノベル出身作家だけあって、ミステリ・フロンティアで創刊されてますが、中身はとことんライトノベル風味漂ってます。これってミステリ?まぁ、これに限らず、ミステリ・フロンティアから出てる本って、ミステリなのかわかんないとこあるけれど。それに、設定的に貴志祐介の『青の炎』とついつい比べてしまう。比べたうえでの印象の薄さや、中身の軽さに辟易してしまった。そもそも凶器がバトルアックスって。バトルアックスってどんなのかがわからなくて調べてみたら・・え?どっかのゲームの武器?なんでわざわざそんなものを用意する必要があるのかと!!!そのへんがどーも気に入らない!!そういう面を含め、中学二年生の女の子が、人を殺さざるを得ない状況に陥り、実際に殺してしまうまでの心理描写が、どうも弱い。そこを一番のウリにしているはずなのに・・。
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あのころの。 弱さとか残酷さとか、大人に対する憧憬や反発心とか。 そこを駆け抜けた今では「青春だった」と言えなくもない、13歳の1年間。 この閉じられた年齢だからこそ起きてしまった殺人。どこまでも痛く、哀しい。
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なんじゃこら。 直木賞もたいしたことないな。 クラスメイトのミステリアスさのみが際立つ作品。
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突き刺さる。思春期特有の閉塞感、息苦しさ、少女であること、子供だからこその苦しみ。桜庭一樹氏の作品では一番好き。
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タイトルとラストがいい。ちょっと飛んでるだろうという設定もあるけど、ライトノベルの軽さが抜け切れてないけれど、それもまた活かせてると思う。作者は男性かと思ってたら、偶然女性と知りました。へーそうなんだ。
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