鏡姉妹の飛ぶ教室 の商品レビュー
地震により、校舎に閉…
地震により、校舎に閉じ込められた生き残りの生徒たちの攻防と脱出劇。鏡家サーガを読んだことない人でも、これ単体で一応楽しめます(ただ、ラストをきちんと理解したい場合は、鏡家サーガの一作目「フリッカー式」必読)。佐藤友哉氏の著書の中で、もっとも一般向けだと思います。長さも、ちょうどい...
地震により、校舎に閉じ込められた生き残りの生徒たちの攻防と脱出劇。鏡家サーガを読んだことない人でも、これ単体で一応楽しめます(ただ、ラストをきちんと理解したい場合は、鏡家サーガの一作目「フリッカー式」必読)。佐藤友哉氏の著書の中で、もっとも一般向けだと思います。長さも、ちょうどいいですし。スピーディな展開で、読みやすいのも○。佐藤友哉氏読んでことないって人は、これから入るのもいいかも。
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鏡家サーガシリーズ番…
鏡家サーガシリーズ番外編にして、第4編。この著者の本にしては読みやすい方だと思います。
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例によって救いはない…
例によって救いはない。クリスマステロル以来の講談社ノベルス。
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再読。鏡家サーガで一番好きな話。四女と江崎君のやり取りはたまりませんなぁ。圧倒的に正統な話の結末がこれなんだからそこが良いよねぇ。
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≪今回も例外なく,薦められ…≫ 鏡家サーガ・例外編と名打たれた本作. 非常にエキセントリックで極端で芯も信も強烈な新キャラが多く出てきますが,結局『フリッカー式』につながることは<ほとんど>ないので,本当に「例外編」として読むのが気分も軽い. と,いうか,読んだところで<サーガ...
≪今回も例外なく,薦められ…≫ 鏡家サーガ・例外編と名打たれた本作. 非常にエキセントリックで極端で芯も信も強烈な新キャラが多く出てきますが,結局『フリッカー式』につながることは<ほとんど>ないので,本当に「例外編」として読むのが気分も軽い. と,いうか,読んだところで<サーガ>の筋が,肝が理解できるわけもないよ. 本の中に肉やら内臓やら血やら吐瀉物やらがでてくるのはいつものことだけれど,そんなものもただの肉やら内臓やら血やら吐瀉物やらにすぎないから. だってこれはあくまで例外編. 例外編という,<鏡家サーガ>の魂の一部. 読みたい人は,飛んでも読みたい,鏡佐奈と鏡那緒美の物語.
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ミステリじゃなく、隔離環境でのサバイバルもの。本当に「例外編」という感じ。 カタチだけでもミステリのほうが良かったな…
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振り切った展開とグロい描写に目を奪われそうになるが、奥に潜むテーマは意外と深い。 強者と弱者、本気、飛ぶ、というワード一つ一つが胸に刺さります。
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〈鏡家サーガ〉例外編、らしい。 今気がついたけれど、佐藤友哉の本の感想を上げるの、これが初めてなんだねぇ。そりゃそうか、『クリスマス・テロル』以来だもの。あれ、三年前らしいもの。今度読み直して感想あげようかな。 ってことはどうでも良くて。久しぶりの鏡家ってのはいいのですが、...
〈鏡家サーガ〉例外編、らしい。 今気がついたけれど、佐藤友哉の本の感想を上げるの、これが初めてなんだねぇ。そりゃそうか、『クリスマス・テロル』以来だもの。あれ、三年前らしいもの。今度読み直して感想あげようかな。 ってことはどうでも良くて。久しぶりの鏡家ってのはいいのですが、キャラクタが把握できません。鏡佐奈って何番目の子よ、とか思ってたらあれですか、三女ですか。三女って、あれじゃないか、一作目で「兄貴に強姦された末自殺」(空白ネタバレ)した子じゃなかったか? でも最後に「生きて登場してた」気もするんだけど。記憶違い? まあこの話はどうも一作目よりずいぶんと前の話っぽいけど、でも「ラスト、一回死んでいるのにまた生きて登場しているし、本当に夢オチ」なのか? 「死なない子」っていう設定? 祁答院とかいうけったいな名字の双子はあれだよな、『クリスマス・テロル』に出てきた、ものすごいむちゃくちゃやる性格の悪い奴らだよな。 『闘牛』だの『闘牛士』だの、よく分からない敵(というかなんというか)が出てきたり、見た目中学生が生死をかけてバトルしていたり、と何だか色々微妙。どこぞの、名前をローマ字にしたら全部が点対象の文字で、尚且つ回文になってるような作家の影響、受けまくってねぇか、って気分。 ミステリじゃないしなぁ、もう、メフィスト賞作家というより、ファウスト作家って感じ。(いやただの印象論なんですがね、このへんは。) 地震で液状化した地面に学校ごと沈む、ってのは面白いと思うんだけどな。稜子ねぇさんとかすごい好きなキャラクタなんだけどな。 05.02.18
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数年ぶりに読んだ小説に以前と違った感想を持つことはあるけど、「今回ここまで違うか」とびっくりした。 壁に投げつけてようと「憤怒」しかけたモノに「感傷」を憶えた。 あまりにもプライベートな小説。 私小説。 断筆宣言。 10年前に刊行された本作。 ここからWeb連載で『鏡姉妹の飛ぶ教室』。 そして『ファウスト Vol.1』スタート。 ・・・感慨深い。 今だから言えることだけれど出版を許した講談社ノベルス、英断。 本書を表現した言葉として帯に書かれた「”密室本”最大の問題作、あるいは傑作。個室密室!」コレに尽きると思う。 太田克史さんが考えたのかな。 第八章の、熊谷尚人と冬子のやり取りは、ユヤタンの内面の天使性と悪魔性が理論をぶつけ罵り合っているよう。
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2011 9/29読了。Amazonで購入。 鏡家サーガ、三女と四女と「牛」関係者と無関係な方々が地震で地中に埋まった死体だらけの学校の中でサバイバルする話。 痛い描写(文字通りの意味で)が満点でしかも学校のほとんどの人間は死んでいる、っていう気が滅入りそうな空間での話である割には今まで読んだ鏡家サーガの中では一番さわやか、かも・・・? 例外編だからかな。 読了後は久々にフリッカー式読みたくなった。
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